アメイジンググレイスは讃美歌で、今から250年前から歌い次がれている名曲です。

作詞 ジョン ニュートン
作曲 不詳

私がこの歌に惹かれたのは、今は亡き本田美奈子さんが歌ったのがきっかけです。

そして時は過ぎ私の心を再び魅了したのが、夏川りみさんが歌ったアメイジンググレイスでした。

アメイジンググレイスは元々はアカペラの歌でした。しかし、その曲に伴奏したのがパイプオルガンでした。

荘厳で心の中を癒すパイプオルガンにアメイジンググレイスの歌が乗ると、たまらなく心が振るえます。

作詞をしたジョンニュートンは若い頃はやんちゃで、仕事も奴隷貿易をしていました。
ある時船で航海の途中嵐にあい、命の危機を感じ神へ祈りを捧げたのでした。

やがて彼は悔い改め牧師になり、神の手足となり不遇の人々に福音を伝え、一方神を称える讃美歌の詞をつくるようになりました。

そして名曲「アメイジンググレイス」は生まれ、永きに渡って歌い次がれてきました。

ただ作曲は不詳で、ある土地の人々が口ずさんでいたメロディーに詞を書いたと言われています。

作詞を紹介します。

アメイジンググレイス
何と美しい響きであろうか
私のような者までも救ってくださる
道を踏み外しさまよっていた私を
神は救い上げてくださり
今まで見えなかった神の恵みを
今は見いだすことができる

神の恵みこそが 私の恐れる心を諭し
その恐れから心を解き放ち給う
信じる事を始めたその時の
神の恵みのなんと尊いことか

これまで数多くの危機や苦しみ、誘惑があったが
私を救い導きたもうたのは
他でもない神の恵みであった

主は私に約束された
主の御言葉は私の望みとなり
主は私の盾となり 私の一部となった
命の続く限り

そうだ この心と体が朽ち果て
そして限りある命が止むとき
私はベールに包まれ
喜びと安らぎの時を手に入れるのだ

やがて大地が雪のように解け
太陽が輝くのをやめても
私を召された主は
永遠に私のものだ

何万年経とうとも
太陽のように光輝き
最初に歌い始めたとき以上に
神の恵みを歌い讃え続けることだろう


以上が詞の全文です。

ジョンニュートンが牧師になった頃のキリスト教の教えの中には罪を裁く教えがあり、罪人は救われないと言われていました。

その中でジョンの教えは全てを神に委ねなさい。
神に祈りなさい。そうであればあなた方は救われるだろうと説いたという。

多くの人々は その教えに救われたと言われてる


少し考えてみたい。
日本で平安、鎌倉時代に広がった念仏宗に似ていると思う。
まず仏を念う
仏を念じる
仏の救いを信じ、念じる。

アメイジンググレイスが250年も歌い次がれていることは不思議としか言えない。
やはり神のおもいがあったのかも知れない。

しかし
素晴らしいメロディーだと私は思う。
最近一度は夏川りみさんのアメイジンググレイスを聞いて心を穏やかにする日々なのでした。