まだピグ広場に出没していた頃の話
広場で一人の女性に出会った
他愛ない話から始まり、何回か話をしている内に、プライベートの話もするようになった
とは言え、広場で出会うのは月に数回程度
ピグ友さんでもなく、ただ会った時だけの友達だった
その頃はピグフォンの機能はなく、プライベートの話の場合は、お互いの部屋に伺ったりしていた
バツイチさんで、娘さんが東京に住んでるとも話してた
彼女が何処に住んでいるかは知らないけど、北海道に彼氏がいると言っていて、たまにその彼に逢いに行くのが一番の楽しみって、良くおのろけを聞かされた
北海道は寒いから俺らは嫌いだなんて言うと、彼女は食べ物は美味しいし、景色もとても素敵なんだって北海道の自慢話をしてたよ
まぁ彼女には大好きな彼氏が住んでる北海道
その力説には敵わない
しばらくして彼女は広場に現れなくなった
なるほど、彼氏と仲良くしてるんかなぁなんて思っていた
ある時に他の人から彼女の話を聞いた
病気で亡くなった
娘さんがお母さんのアメブロにログインして、報告があったと聞いた
彼氏の自慢話をまるで少女の様に嬉しそうに話す、彼女を知っていた俺らは尚更切なかった
軽い病でもなめてはいけない
彼女の病名も誰でも掛かりそうな内容だった
人生、生きていくには健康が一番
大切な人も守れなくなってしまうからね
忘れないでね




