年が明けてから岐阜のおじさんがル・マンⅠをガレージに持ち込み以前から気になっていたエンジンの異音の修理の開始、音が気になっていたのは私だけかもしれませんがあまりにも煩く嫌な音が気になり大事になる前の手当をすることに、私が心配するのは以前MAGNIで同じような症状でクランクが逝ってしまった個体があり嫌な予感がしたからであります。実際音を聞いてみるとタペット音の酷いようなギヤのバックラッシュが多いような、そんな音ですがタイミングギヤは最近変えたばかりとのことでカムシャフトかタペットリフタの虫喰いかなと予想してました。駄菓子菓子ばらしても各パーツにそれほど異音が出るようなダメージが見当たらないカムシャフトも綺麗なもんです。ここまでバラしたんだしこのまま組んでも音が止まるわけでもないんで原因を探すことに、カムギヤは変えたばかりだが人が組んだものは自分の目で確認しないと安心できません、今まで何度も騙されてますから。
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タイミングケースを外すとモロにギヤが現れます、当然のように綺麗ですがバックラッシュが大きい、固くしまったクランクシャフトのナットを苦労して外しギヤを確認すると明らかに摩耗が酷い、端がめくれてます。
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材質が悪かったんだろうか?クランクギヤだけが鉄製でカムとオイルポンプはアルミ、以前見たMAGUNIもこれよりひどい状態でオイルフィルターがアルミの粉でつまりクランクにまで回ってしまいエンジンを載せ換えることに、今回は早期治療で助かることを祈るばかりです。
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かなり減っています、オイルフィルターも外して確認すると
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オイルにモリブデンかメタリックベースが入ってるんじゃないかと思うくらいのアルミの粉が、、、、オイルパンにもオイルラインにも其れらしきアルミ粉は見当たらなかったからオイルフィルターがちゃんと仕事してたということですか、もう少し遅かったらオイルフィルターが詰まりアルミ粉が全体に隈なく行き渡ったことでしょう、オソロシヤ