引退前に育てられたDLはエナ特化型として育てられ、Lv110程度でストップしたままであった。

当時、DLは新キャラとして多くの人が職種をチャンジしてまで使用される人気職種だった。
「ペットの鷹を使い、馬にも乗りたい」
同一キャラで毎日同じことを繰り返す日々・・・その飽きた心を癒してくれるニューカマーであった。


しかし、新職というのは装備もペットも高価なのが常。
DS・BCを好まなかった自分としては、通常狩りでドロップする宝石だけが資産であり、RMTでもしない限り「祝50で購入」などというお買い物はできなかった。
合成・霊上げ運のない自分は、+9や+10などに上げる勇気もなく、資産が一向に増える兆しは見えない。

そこへ「ダークホース完成品 祝ウン百で売ります」と掲示されていても手が届くわけもない。

完全にペットを諦めた私はエナ特化型DLの育成を試みた。
通常、統率にポイントの多くを振っていくのだが、FBの威力を増すべくエナに振りまくった。
そのお陰かCC1~2では特に苦労することもなく殲滅を繰り返し、宝石をゲットしていた。

優勝が目的ではなく、宝石収集=CCであった自分。
モンスター殲滅を目的に育成され、また、FBが範囲攻撃であることからゲット率は高かった。

しかし、ギルメン(ギルドメンバー)が引退していく中、心は徐々に冷めていった。
当時ギルマス(ギルドマスター)をしていた自分だったが嫌々INしていたような気がする。
そしてほどなく終焉を向かえ、良品装備は全てギルメンに差し上げたり宝石に変えて引退となった。


そんな折りに育てられ、今更、復活したDL君。
ナイト君はフェニ装備のまま残していたが、DL君は丸裸であったorz
いよいよ、本題のダークロードの登場である。

老いを感じた筆者は、ほとんど右クリだけで操作できるダークロードにキャラをチャンジ。
画面一杯、鎖が舞いながら攻撃するFB(ファイアーバースト)は実に爽快であった。

「うむ、こりゃ楽だ」

単純明快。
ダークロードはこうやって再起されたのである。


さて、以前、引退した理由だが・・・これは「ゲームの目標を失ったから」である。
ゲーム全般に言えることだが、何かしら目標や目的がないとやっていて辛いのだ。
特に終わりの見えないMMORPGは、中級レベルからやることが限られてくる。
家庭用ゲームのように、いつまで経ってもエンドロールは見れないのだ。

同じ狩場で同じ敵を相手に、何百何千という単純作業を繰り返しながら経験値を上げる。
それもこれも
「この防具を装着したい!」「このスキルを憶えたい!」という目的や目標があるからだ。

しかし、それを達成してしまうと、あの単純作業が始まる。
「はぁ~、またタルカンの異形のミュータントを釣って殲滅を繰り返すのか・・・」と。

ナイトがLv251で止まっているのも、それだ。
「Lv250になればダークロードが作れる」
それを目的に頑張ったのである。

中途半端に育てられたDL(ダークロード)は、ようやく陽の目を見ることになった。
ナイトでトコトコと歩き回りながら適当に狩りを楽しむ。
「そういえばナイトにはコンボがあったな」とスキル発動を試みた。

1~真空切り~から始まり2~3~4とボタンを押していく。
・・・
無発動。

手順良く再度、1・2・3・4と押すが発動しない。
タイミングが悪いのか、流れが悪いのか、どうもうまくいかなかった。
それでも徐々にタイミングも合いはじめ、それなりに発動できるようになるものの・・・

「面倒くさっ!( ゚Д゚)」

そう、ナイトのコンボは徐々に指が攣りそうになるのである。
当時でも多用してなかったスキルではあったが、発動時は爽快だった。

しかし、いかんせん、もう歳なのか指がついていかない(*´ο`*)=3
まさにこれが老いというものか?w

再開して2日目で、すでに飽き飽きしている自分がいた。
「まずは今現在のMuに関する情報が必要だ」

復帰など一切考えていなかった自分ではあったが、状況があまりにも浦島太郎なので情報を欲した。
相場・装備品の価値・マップ・敵情報など、知れば知るほど、まるで見知らぬ土地のようであった。

宝石の相場は祝1=霊2=混2。
装備はEXやセットでもOPや幸運なしによってゴミ同然に店売り&ゼン売りされるほどの価値。

まずは、どのOP(オプション)に価値があるのか?
EXDは相変わらずの人気であった。
獲マナもまだまだ人気らしい。
当時は一部で人気のあった「速度」に価値があるように見える。
昔はダメ減がEXDと張合っていたのではないかと記憶している。

しかしまぁ、幸運付きなど、「今は付いてて当り前ですけど、なにか?」という感じ(´・ω・`)
中には幸運が付いていてもゴミのように扱われる装備が大量にあふれていた。


そして(自分にとっては)新マップを歩いて周った。
エルベランドやヴォルカノス、アイダにラクリオンなどは知らない土地だ。
エルベは初心者用に作られた追加マップのようだ。
アイダが中級用か。
ヴォルカノスはLv251のナイトにとって、中盤まで+Gなしで進めるようだった。
ラクリオンは・・・入り口にいた敵の1~2発によって即死亡したorz
なんでデビアスの隣にこんな強いマップがあんのよ!?

浦島太郎はまだまだ歩くのである。
「祝1=混2 交換お願いします」

ウソだろ?
混2つが祝1だとぉ??


自分がやっていた当時、祝1=混12、古くは混15~16というのが相場だった。
混が霊と同様の価値になり、祝福の宝石が大暴落していたのだ。
(祝が暴落したというよりは、逆に混沌の宝石が急騰したようだ)

個人商店である露店を見てみる。
「な、なに~~~!?( ゚Д゚)」
当時は一般人なら誰もがうらやむ「セット装備」がゼンで売られている。
1つ祝20や30もしたセット品が、Muの貨幣であるゼンで取引されていた。

それも一般装備だけでなくエクセレントアイテム(EX品)も大量に売り出されている。
自分のナイトが着けていたフェニックス装備はゴミだったのだ。

引退時、ある程度良品と呼ばれた品は換石処分してしまったのだが、これは正解だったようだ。
これだけ値崩れしていると「とりあえず今ある装備売って再開しよう」ということは不可能に近い。

そう考えると、宝石の価値は装備品ほど相場が崩れてはいないようだった。

数年ぶりとはいえ、キャラクタデータは残っていた。
当時のメインはナイト。

オープニングがカクカクしていたが、キャラ選択画面でナイトを選択しポチッとIN。
懐かしのロレンシア広場にブレードナイトLv251が現れた。

見た感じ、ロレに変化はない。
ただ・・・個人露店が異様に少ない。
古いMMOだから過疎化が激しいのだろう。

あてもなくフラフラ歩き回る。
そして操作方法を思い出すのにかなり手間取った。
「あー!そうそう!こうやって攻撃だったな」「Mはマップコマンドだったな」などなど。
(私にとって)真新しい画面には、見知らぬウィンドーや文字が並んでいた。
もちろん、ひとつひとつ理解するつもりは今はないw

そしてさらに徘徊。
自分の装備している防具や武器が「古臭いなぁ」と一目瞭然であった。
見たことのない装備をしたキャラがアチコチで輝いている。

マップも増えたようだ。
移動マップに知らない土地が数々表示されていた。
無課金で移動できるデビアスへ飛んだ。

そこでは信じられない連呼チャットを目にする・・・。
まず、2010年4月よりMuのブログを書くことにした、きっかけについてお話します。

1ヶ月前のとある日。
「PCが重いなぁ」と不要なファイルやフォルダ、プログラムなどを削除していました。
そこに4~5年前に引退したネトゲ「Mu」のファイルが700MBもHDDに残っていたのです。

7年前のβテストから参加した、人生で初めてのネットゲームがこの「Mu~奇跡の大地~」でした。
「な~つかしいなぁ」「まだキャラは削除されずに残ってるのかな?」

そんな懐古心から、久々にプログラム起動。
・・・・・・
アップデートに1時間ほどかかるorz

ようやく起動するも・・・長い。
どうやらPCスペックが追いついていないことに気付く。

まぁ、そりゃそうだ。
今やネット検索とメールにしか使用してないPCなのだ。

やれそれと、なんとかメイン画面にたどり着き、IN開始。
そこには懐かしの光景が広がっていた。