1年生の間、共にトランペットの練習を積み重ねて来た友達は都合により退部することを決断しました。
突然始まったコロナの長い自粛期間が明けた時、
2年生になった娘はひとりになっていることを感じたようです。
3年生の先輩方は力を発揮する場がことごとく無くなり、夏休み中に行われた演奏会が最後の舞台となり卒部することになりました。
学年でたった一人のトランペッターとなった私の娘は、自分の演奏力を上げることだけではなく、後輩との人間関係を構築しながら技術面を指導する事に苦戦し始めます。
毎日のように部活の顧問から『音』に関してダメ出しが入り、後輩の子達の態度や技術面について注意され、逃げ出したくなる感情と挑戦しようと思う気持ちの狭間を受験態勢中の先輩や仲間からのサポートで乗り越えて来ました。
もともとサッパリした性格ですが、テスト前になると「プレッシャーで吐き気がする」と漏らした事があります。
後輩の一人の態度が改まるにつれて、
その子の『音』が格段に良くなったと喜んでいたかと思えば、
「もしかしたら私は下手なのかも知れない」
と 涙をこぼしたりもしました。
(その後輩の子も頑張っている。でも。。)
一人しかいないトランペットの先輩として
『下手』の烙印を押されるのは怖いことだと思います。
地道な練習を増やし、家での腹筋も毎日取り入れた結果、いい音が出ていると褒められるようになりました。
先日、苦しい練習について軽く愚痴をこぼしていたので、私なりの『苦しみ』について話しました。
あなたが今の実力で幼稚園生の中で演奏を披露して「トランペット上手〜‼︎」と絶賛され続けるのって楽しいと思う?
地道な努力を積み重ねていい音を出せるようになって、パートは違うけど仲間同士で競い合ってさ、努力した分だけ成果が出て更に良い演奏ができる。
そういう途中の努力は苦しみでもあり楽しさでもあるよね。
好きな事の苦しみは楽しさが混ざっているから
続けられるんじゃないかな。
そう言うと珍しく
「あ〜!そうだよね。」と
受け止めてくれました。
私って青春してると思う?
と、たまに尋ねてきます。
間違いなく青春してると思うよ!
そう言うと、ニヤリと笑った顔を見せます。
彼女にまだ言っていない事があります。
その青春はずっと続くんだよ。。実は。
