「7つの習慣」で創造する生き方

「7つの習慣」で創造する生き方

「7つの習慣」を自分なりの解釈で紐解いていきます。
何より「7つの習慣」を身につけて人生が変わることを一人でも多くの人に知ってほしいです。
(※著者やフランクリン・コヴィー社の解釈と異なる場合があります)

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昨日に続いて今日は、「完訳 7つの習慣」の【はじめに】の部分に提起されている9つのテーマのフォーカスします。(※昨日は前半部分を取り上げたので、今日は後半部分から2つの項目を取り上げます)

 

【5.バランスの欠如 】

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【現代社会の要求 ≠ 最も重要な事柄】(※現代社会は長時間労働や効率性の追求を求めてくるが、我々はそれと引き換えに、健康・家族・誠実さという一番大切なものを犠牲にしてしまってはいないだろうか?という問題提起)というのは、今なお切実な問題ですよね。

 

健康や家族はすぐには失われないけれど、仕事はここで注力しなければならない(さもないと、売り上げを達成できない、失注する、顧客の信頼を失う、ノルマをクリアできない等)と考えて頑張る人は多いものです。しかしその結果、自分にとって一番大切なもの(家族?健康?友人関係?趣味?)を一体どれだけ長きに渡って後回しにしてきただろう?と考えたとき、振返って労働(稼ぎ)優先、効率優先での生き方が果たして最良の選択だったのか?と思うことがあるかも知れません。

 

私の好きな「7つの習慣」の言葉に、【最良の敵は良である】というものがあります。

皆、【良】だから受け入れちゃうんですね。(※少なくとも【悪】ではないから)

けど、それを生活の中心に置くと永遠と【良】だと思っていることばかりに追われる生活となり、【最良】を大切にしない生活が果てしなく続くんですね。30年経ってそのことに気づいてももう遅かったりします。

 

多忙を極めている人が多い現代社会で、「7つの習慣」は【活動の罠】にハマらないように警鐘を鳴らします。

 

【6. 利己主義】

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我々はついつい【勝ち負けのパラダイム】でものごとを見てしまいます。小さい頃から学校でも、学業成績、運動能力、クラスでの人気、腕力による序列、容姿による序列などを意識する環境で育ちます。社会に出てからも、社会的地位、社内でのポジション、出世のスピード、収入、貯蓄額、恋愛経験、結婚、築いた家庭の裕福度合いなど、何かと他人を意識し、自分は他人と比べて相対的にどうか?と考えがちです。

 

勿論、自分の置かれた状況を認識する力じたいは否定されるものではありませんし、その状況認識から、自分をもっと向上させるべく努力する姿も同様に否定されるべきではありません。ただそれだけでは【私はもっと豊かになりたい】【私はもっと認められたい】【私はもっと幸せになりたい】という欲求だけがあって【私たちは~】というパラダイムが欠如していることを「7つの習慣」は指摘しています。

 

この【私たちは~】という概念を心から理解し、実践し、内面化した人、すべての人に成功が行きわたってなお余りあると考える人を、「7つの習慣」では【「豊かさマインド」を持つ人】と表現します。そして、この【「豊かさマインド」を持つ人】(他者を尊重し、お互いの利益のために無私の気持ちで働く人)によってこそ、真の優れた業績はなされる、と説いています。