前回の続きを書いていきますね。
前回の話を読んでいない方は、
そちらから先に読んで下さい。
前回のお話を振り返ってみましょう。
たった一人の時は、何をしても自由でした。
でも、二人になったとたんに、状況は変わってきます。
普段の生活に例えると、一人暮らしから、二人暮らしに
なったのと同じです。
ルールができ、お互いの意見も聞き、行動も変わってきます。
これを踏まえて、続きを読んで下さいね。
では、
しばらく暮らすと、もう一人が流れつき、三人になりました。
あなたともう一人は仲間が増えたので、喜びました。
その一人は、後から来たので二人でつくったルールを聞き、
しばらくは、そのルールに従う事にしました。
でも、そのルールは二人の意見でつくったので、
どうしても納得できないことが、多くあります。
「もっとこうしたらいいのに」と思うことがありました。
二人にルールの改定を、お願いしました。
そして、会議を開き三人の意見を出し合いました。
全ての意見を取り入れると、もっと細かいルールになり、
三人が納得するルールとは言い難く、少し窮屈にも感じました。
少し離れたところにトイレの位置を決め、個室が必要になりました。
全裸も禁止です。寝室も一つから三つになりました。
ルールが窮屈でも、三人が協力すれば労力は確実に減ります。
役割は平等に三等分されました。
しかし、そこには義務が生じます。
義務を果たさなくては、他の二人に迷惑がかかります。
できませんでしたでは、生活に支障が出てきます。
相手への期待も膨らんでくるので、応えなくてはなりません。
また仲間割れが起こってきます。
意見が二対一になる可能性が増えてきます。
いつも誰か一人が、妥協しなくてはなりません。
三人特有の問題ですね。
それでも、生きることが最優先です。
成果を上げるためには、どうしたらいいのかを話し合いました。
1、役割を持ち回りにした方が、成果が上がるのか?
2、それとも得意な役割をやれば、成果が上がるのか?
両方を試した結果、得意な役割をすることにしました。
あなたは、食糧の調達係です。
幸い、三人の得意な役割が分かれたので、しばらくは、うまくいきました。
その時、あなたは調理係が食糧を勝手に食べている所を目撃してしまいます。
あなたが、調達してきた食糧です。
やっとの思いで調達してきた、三人分の食糧です。
食事の時間になり、出てきたのは、みごとに三等分です。
決定的な瞬間を目撃したあなたは、どうしますか?
見えたのは、一瞬です。でも事実です。
もう一人に、告げ口しますか?
すぐに、注意しますか?
しばらく様子を見ますか?
我慢しますか?
毎日、そんな事をしていたのかと思うと、
日に日にモヤモヤが募り、信頼関係が崩れます。
ある日、調理係から食糧が少ないと言われてしまいました。
またある日、木の実ばかりじゃ作れないとも言われました。
影食いをしているのを見たあなたは、爆発寸前です。
とうとうあなたは、もう一人に告げ口してしまいます。
味方が欲しいからです。
自分が絶対に正しいことを、証明して欲しいからです。
自分の事をわかってくれる、仲間が欲しいからです。
さあ、二対一になりました。
攻撃したら、絶対に勝てます。
でも、調理係を失います。
続きは次回に。
日常に起こり得る問題ですね。
ここからは、あなたの意見を書き留めて下さい。
今のあなたなら、どういう行動をとったか?
何がいけなかったのか?
何をしていたら、うまくいったのか?
それを書いてみて下さい。
次回をお楽しみに。

