こんばんは

 

浅山わかびさん

「ラストカルテ」

ー法獣医学者当麻健匠の記憶ー

10巻で完結しました。

 

4月に連載は完結していました。

コミック10巻で終わってしまったぁぁ

しょぼしょぼです...

 

法医学は知っていたけど

法獣医学はこの本に出会うまで

確立した学術分野である事を知らなかった...

 

 

法獣医学は動物の生死に関わらず

動物の状態や置かれた環境を

科学的に分析、精査して、

動物の不審死や不自然な病態の原因を

獣医学的知識・技術を用いて解明し

動物虐待や中毒死など

動物に関わる犯罪行為の実証をし、

未然に防いだり解決する...

動物福祉や公共衛生に関わる学問分野だそう

 

 

この本の2巻で

タイトルにあるラスト

LAST は

英語で最後という意味だけじゃない

「続く」「持続する」という意味もある

と言っています。

「ラストカルテ」

動物の最後は終わりではなくて

次の世代に繋げていくため

 

 

この本のエピソードには

知らなかったことが

考えさせられることが

いっぱい描かれていました。

 

 

面白かったのは

タンチョウのエピソードで

ちらっと語られた『おしどり』

おしどり夫婦って言葉があるけど

この鳥からきてるはずなのだが

 

おしどりは棲家を整えるのも共同作業

メスが巣穴を決めると

オスはせっせと働き居心地の良い場所を作る

メスは卵を産み

オスはメスを守るために側にいる

ところがそこまでらしい

メスが卵をかえして

一生懸命に子育てをしている時

あっさり巣を出て

他のメスに求愛してたりするらしい

人間界なら浮気って扱いかも

毎年別のメスとつがいになるんだって

どちらかと言うと

おしどり夫婦っていう言葉の

イメージじゃないね

エピソードのタンチョウは

夫婦鶴って呼ばれて

本当に生涯を共にするらしい

知らなかったなぁ

 

 

 

ケガワというエピソードでは

『犬猫献納運動』

 

戦争中に起こった出来事...

太平洋戦争のごく初期においては、

兵隊が身に付ける衣服の毛皮部分を

野生動物や野良犬の毛皮などを加工して

用いていたらしいのです。

物資の材料が足りなくなると、

各世帯に協力を要請するようになりました。

戦争の為に犬猫供出...

目的は毛皮...

漫画には毛皮のエピソードのみですが

食肉にも供されたようです。

もちろん羊やウサギなどの家畜動物もまた

毛皮や食肉のためという名目で

供出の対象であったそうです。

 

悲しいだけじゃない出来事

知りませんでした。

 

 

 

偶然だけど

最近先輩と戦争の話をしました。

先輩も私も

母親から戦争の話を何度も聞いていて

本で読んだりするのも必要だけど

実際に戦争を知っている人からの

生の声は全然違う...

母たちの言葉が忘れられられません。

終戦は1945年八月十四日

日本国憲法公布は1946年十一月三日

憲法改正…九条が変えられようとしている

そんな話をしたばかりでした。

 

戦争をすることが出来る国になるということ

きっと皆さんも

真剣に考えていると思います。

最後まで読んでいただいた皆さん

ありがとうございます。

 

 

『第二章 戦争の放棄』は持続し続けてほしい

ーIn Article 9 of the Japanese constitution,

Japan promises not to go to war again.

LAST FOREVER

 

 

今夜の一曲

忌野清志郎

Kimyouna Sekai