『雪が降る前に』 うた☆遠藤京子
バスを降りたら コートの襟を立て
はやく家に帰りましょう
雪が降るまえに
街路樹はもう 冬の仕度をして
冷たい頬も 背中も茜色
十九の頃から この季節は
切ないものだと 感じていた
恋の激しさに とまどいながらも
嬉しく 悲しく
指を絡めて くちづけかわす
今夜も何処かで 誰かが傷つき
危ない街で 愛を語って
気がついた時 道に迷って
帰れなくなる
残酷ですね 好きだと云うなんて
答えることが 私にできますか
心の細い糸 ひとつ揺れる
今にも切れそうな 高い音
恋の激しさに とまどいながらも
嬉しく 悲しく
指を絡めて くちづけかわす
今夜も何処かで 誰かが傷つき
危ない街で 愛を語って
気がついた時 道に迷って
帰れなくなる
詞☆ちあき哲也
曲☆五十嵐浩晃