あまりにも話題になってるので半ば義務的に観ました。

こんなにも話題になる前に予告編を映画館で観て、(この映画がもしアカデミー賞を取ってなかったら私はこれを声を大にして映画好きの友人らに言ってただろうけど)エマストーン出るんだ〜ミュージカルか、興味ないな〜(ラストカットで)LALALAND!?タイトルがマジでダサい!絶対観ないわ〜見るやつ絶対ミーハーだわ!

とまで思ってしまった。のに。自分自身でそのミーハーになり結局観に行きました…

情けない……いや、全然情けなくなかった!

バカを貫いて良かった!

良い映画だったよ!笑

 

なんてったって、5〜6回泣けた。こんなに映画観てて泣くのは風の谷のナウシカ以来。

泣いた理由は「夢を追いかけてる人」の話だったから。自分も環境は違っても重なる部分がかなりあって、感情移入しすぎた。

 

物語としてはそういった部分で良い映画だったと思えた。

…だけど、世間で評価されている映像・音楽の部分では、基礎知識がなさすぎてこれが良いものなのかどうかの判断ができなかった。

 

もちろんど頭の渋滞ダンスのシーンは特に撮り方どうなってるのか気になったし、ワクワクする感じは好きだなと思った。

途中のミュージカルシーンもエマ・ストーンのAuditionもCity of Starsも良い音楽だったし、ジャズの良さも少しは学べたような気がする。

 

でも、この映画の音楽と映像美に関しては探せばもっともっと良い映画が普通にあるんじゃない?と素人は思いました。知らないからこういう事言っちゃうんだけど、私のような無知の一般人が観る映画でこれが一般的に高評価されてる理由はどこなのかは、分からない…

短絡的に考えると、ウケが良い理由は映像・音楽・脚本・出演者の全てが高水準で非の打ち所がないって感じなのかな〜という推測…そんな事を映画通なんかにいうと本当にバカだなと思われるんだろうな…笑

 

同じ事言うようだけど、私自身がこの映画が好きと思うのは、

”夢を追って成功したいし諦められない、ただ厳しい現実と向き合って憂鬱な気持ちを味わう夢追い人”

に共感が出来たから。

セブが自分が認めてないジャズをミラの前で披露する場面とか、ミラがセブの店に来るラストシーンとかは堪らなく好き…というか涙溢れ出した。

 

前フリ(世間の評価など)なしで(尚且つ予告編を観て思った余計な悪印象もなしで)この映画を観たら、単純に好きな映画。

良かった。

 

80点