ブログネタ：からあげと焼き鳥、どっちが好き？
参加中私はからあげ 派！
本文はここから
「うん、１０時によろしく。もう一度言うね、きっちり１０時にお願い。」
そうやって僕は電話を切った。
待ち合わせは、新宿の東口。まだ来ないみたいだ。
時計を見ると、約束の時間から５分立っている。
そういえば、待ち合わせをして相手より早く来た時、何をしたらいいのだろう。
僕はタバコは吸わないし、ゲームもやらない、かといって外で読書するのも何か違う。そんなことを考えながら、外国人が何人いるか数える遊びをしていた。これは凄くつまらないから、お勧めしない。
メール受信。
「東口の伊勢丹の交差点きたら連絡して、ちょっと遅れそうです
」
３丁目じゃないか。というか謝れ。怒っても仕方ないので、伊勢丹へ向かう。
約束の時間から３０分立つ。急に雨が降ってきた。しかも土砂降り。傘はない。そういえば土砂降りって、土と砂が降ってるわけじゃないのに、なんで土砂降りって言うのだろう。
「うわぁなんか、超ふってんじゃん、マジ鬼降り～鬼降り～。」
伊勢丹から出てきた、モデルのようにスタイルの良い女性の声。
鬼降り？鬼！？想像するだけで恐ろしい。
メール受信。
「もう着くから待っててね
」
約束の時間から１時間立った。こうなると怒る気持ちもなくなる。
外国の女性が声をかけてきた。『さっき、数えていた人の１人じゃないか！！！』
地図を指しながら「Ｈ＆Ｍ、Ｈ＆Ｍ」と言っている。こんなところで英検準２級が役立つとは思わなかった。どうやら僕がＨ好き、あんど、Ｍの性癖を持つのかということを聞いてるみたいだ。その地図に書かれているお店で１日働いてみないかっていうとこだろう。
僕は自分が安い人間ではないことを彼女に告げた。もちろん身振りで。
着信。
「今どこ～」
無印が前に見えます。
「そっちじゃないな～二丁目の方わかる。警察所の前で待ってるから」あ、はい、そっちですか。今から向かいます。
警察所の前かぁ。『このまま僕が行かなかったら、警察に職務質問とかされるんだろうな。ヘヘ。』
いけない、悪い癖だ。
警察所の前にくると、クリさんがいた。
「久しぶりダネー、１か月くらいカナー、今日は髭生えてないネー、わたし何歳にミエル？ちょっと寄りたいとこあるんだけど良いカナ？」
いきなりのマシンガントーク。世界文明堂という所に行った。店の壁紙がはがれたので、両面テープを買いにきたらしい。だけど、僕は疑っていた。そのテープで僕の口を封じ、凌辱しようとしてるんじゃないかと。考えすぎか。
「安い店でいいカナ？」
あっ、どこでも良いです。そこは一時間飲み放題、食べ放題で１５００円の焼き鳥屋だった。酔いが回ると、アチラの業界についての話が聞けた。
クリさんは新宿３丁目のゲイバーで働いているゲイだ。月に１００万円稼ぐこともあったそうだが、最近ではその半分もいかないらしい。それでも十分だと思うけど。不況の原因を聞くと、一番の理由はインターネットでの出会いが増え、出会いの場としての機能がなくなったとのこと。最近じゃ、お客さんの８割はノンケ（そっちの気がない人）らしい。
「アーッ、今の人見たァ？カッコよくナイ？」
男性が男性をそういう風の目で見ることに、何故か新鮮な気持ちになった。いや、なるな！！！帰ってこい！！！ふぅー危ない。いつも心の声に助かっている。
「都庁がなんでゲイを嫌ってるか知ってる？プライベートな理由なんだけど、娘がホストにはまったらしくテネー、それから風俗店の取締り厳しくなったじゃナイー、ほらマリアさん捕まったでしょ？あの有名なさぁ事件、マリアさん知ってるでしょ？・・・」
この辺りからだいぶお酒が回ってきて記憶がない。
トイレに行くも、足下がふらついている、危険なシグナルだ。
「そろそろお店出よっカー、この後うちの店こなイ？ボトルあげるヨ。お会計お願イ～、わーっ凄く安いネー。３０００円だっテー。」
奢ってもらった。
スターファクトリーというお店に着くと、店内にポスターがずらり。オール山本裕典。１枚だけ上半身裸の山本がはがれている。さっきの両面テープの使い道はこれか。安心するのも束の間、周りを見渡すと、たくさんのチン○のオブジェが目にうつる。店内のＢＧＭは「部屋とＹシャツと私」現実は「ゲイとチン○のオブジェと私」
「あっ、これー？よく気付いたネ？めざといネー。いやらシー」
１０本もあれば誰でも気付く。
「どうしたの、黙っちゃっテ、そういえば、なんか疲れちゃっタ～肩揉んでくれル？」
なにこの自然な流れ。自然か？これは男がイチャイチャしたい時に使う手口じゃないか？肩を揉んでいるうちに、今度は腰をお願い・・・そして足・・・上田シグナル！
しかし思惑は外れる。
「ねーﾂ､もっと強くやってヨー、男の子でしョ。遠慮しなくていいからサ、もっと強ク～、もうお手本みせてあげル」
『そっちかー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！』
ええい、もうどうにでもなれと、身を委ねると電話が鳴った。
「約束通り１０時だけど、お前大丈夫か？一線は越えるなよ」
友達の声で、悪夢から目を覚ました。
そうやって僕は電話を切った。
待ち合わせは、新宿の東口。まだ来ないみたいだ。
時計を見ると、約束の時間から５分立っている。
そういえば、待ち合わせをして相手より早く来た時、何をしたらいいのだろう。
僕はタバコは吸わないし、ゲームもやらない、かといって外で読書するのも何か違う。そんなことを考えながら、外国人が何人いるか数える遊びをしていた。これは凄くつまらないから、お勧めしない。
メール受信。
「東口の伊勢丹の交差点きたら連絡して、ちょっと遅れそうです
」 ３丁目じゃないか。というか謝れ。怒っても仕方ないので、伊勢丹へ向かう。
約束の時間から３０分立つ。急に雨が降ってきた。しかも土砂降り。傘はない。そういえば土砂降りって、土と砂が降ってるわけじゃないのに、なんで土砂降りって言うのだろう。
「うわぁなんか、超ふってんじゃん、マジ鬼降り～鬼降り～。」
伊勢丹から出てきた、モデルのようにスタイルの良い女性の声。
鬼降り？鬼！？想像するだけで恐ろしい。
メール受信。
「もう着くから待っててね
」 約束の時間から１時間立った。こうなると怒る気持ちもなくなる。
外国の女性が声をかけてきた。『さっき、数えていた人の１人じゃないか！！！』
地図を指しながら「Ｈ＆Ｍ、Ｈ＆Ｍ」と言っている。こんなところで英検準２級が役立つとは思わなかった。どうやら僕がＨ好き、あんど、Ｍの性癖を持つのかということを聞いてるみたいだ。その地図に書かれているお店で１日働いてみないかっていうとこだろう。
僕は自分が安い人間ではないことを彼女に告げた。もちろん身振りで。
着信。
「今どこ～」
無印が前に見えます。
「そっちじゃないな～二丁目の方わかる。警察所の前で待ってるから」あ、はい、そっちですか。今から向かいます。
警察所の前かぁ。『このまま僕が行かなかったら、警察に職務質問とかされるんだろうな。ヘヘ。』
いけない、悪い癖だ。
警察所の前にくると、クリさんがいた。
「久しぶりダネー、１か月くらいカナー、今日は髭生えてないネー、わたし何歳にミエル？ちょっと寄りたいとこあるんだけど良いカナ？」
いきなりのマシンガントーク。世界文明堂という所に行った。店の壁紙がはがれたので、両面テープを買いにきたらしい。だけど、僕は疑っていた。そのテープで僕の口を封じ、凌辱しようとしてるんじゃないかと。考えすぎか。
「安い店でいいカナ？」
あっ、どこでも良いです。そこは一時間飲み放題、食べ放題で１５００円の焼き鳥屋だった。酔いが回ると、アチラの業界についての話が聞けた。
クリさんは新宿３丁目のゲイバーで働いているゲイだ。月に１００万円稼ぐこともあったそうだが、最近ではその半分もいかないらしい。それでも十分だと思うけど。不況の原因を聞くと、一番の理由はインターネットでの出会いが増え、出会いの場としての機能がなくなったとのこと。最近じゃ、お客さんの８割はノンケ（そっちの気がない人）らしい。
「アーッ、今の人見たァ？カッコよくナイ？」
男性が男性をそういう風の目で見ることに、何故か新鮮な気持ちになった。いや、なるな！！！帰ってこい！！！ふぅー危ない。いつも心の声に助かっている。
「都庁がなんでゲイを嫌ってるか知ってる？プライベートな理由なんだけど、娘がホストにはまったらしくテネー、それから風俗店の取締り厳しくなったじゃナイー、ほらマリアさん捕まったでしょ？あの有名なさぁ事件、マリアさん知ってるでしょ？・・・」
この辺りからだいぶお酒が回ってきて記憶がない。
トイレに行くも、足下がふらついている、危険なシグナルだ。
「そろそろお店出よっカー、この後うちの店こなイ？ボトルあげるヨ。お会計お願イ～、わーっ凄く安いネー。３０００円だっテー。」
奢ってもらった。
スターファクトリーというお店に着くと、店内にポスターがずらり。オール山本裕典。１枚だけ上半身裸の山本がはがれている。さっきの両面テープの使い道はこれか。安心するのも束の間、周りを見渡すと、たくさんのチン○のオブジェが目にうつる。店内のＢＧＭは「部屋とＹシャツと私」現実は「ゲイとチン○のオブジェと私」
「あっ、これー？よく気付いたネ？めざといネー。いやらシー」
１０本もあれば誰でも気付く。
「どうしたの、黙っちゃっテ、そういえば、なんか疲れちゃっタ～肩揉んでくれル？」
なにこの自然な流れ。自然か？これは男がイチャイチャしたい時に使う手口じゃないか？肩を揉んでいるうちに、今度は腰をお願い・・・そして足・・・上田シグナル！
しかし思惑は外れる。
「ねーﾂ､もっと強くやってヨー、男の子でしョ。遠慮しなくていいからサ、もっと強ク～、もうお手本みせてあげル」
『そっちかー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！』
ええい、もうどうにでもなれと、身を委ねると電話が鳴った。
「約束通り１０時だけど、お前大丈夫か？一線は越えるなよ」
友達の声で、悪夢から目を覚ました。
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