あたしは妻が羨ましい

今もそうだが妻は自分の思ったことを平気でいう

確かにムカつくときばかりだが、それは同時に憧れでもある

末っ子として我が儘に育てられたと、周りはいうがあたしはそうは思っていない

言いたいこともいえず、上から押さえ付けられた幼少期だと思っている

お蔭様で、自分というものがないように思える

だから、あたしは妻が羨ましい

妻は日々を楽しくなるように必死でひたむきに生きている

一生懸命さが伝わってくる

だから、妻といるとあたしも愉しい気分になれる

あたしは幸せだ




そんな妻が今、悩んでいる

身近なひとの迎える死を前に、そして我が母との同居に対して、また体調の悪さと

色々重なって、少し気持ちが後ろに流れている

あたしになにか出来ればと思っているが

なにぶん、心を表に出すのが得意ではない


祈ることしか出来ない

優しく頭を撫でて、少しでも落ち着くようにと祈ることにしよう