夏も終わりだね。

秋が始まるね。

涼しくなるね。

 

そう呟いたあなたの目に映る月。

半分かけた月。

 

私の目に映るのはあなたの顔。

満面の笑みを浮かべたあなた。

 

あなたは少し恥ずかしがり屋で

いつもどこかを見ている。

もう2年も一緒にいるのに。

 

どうして私を見てくれないの?

 

そう聞くと決まってあなたは言う

 

どうしてそんなこと聞くの?

君と僕はもう二年も一緒にいるんだよ。

 

首をかしげる私をあなたはそっと包みこんだ。

 

あなたは優しい人。

 

夏の終わりがあなたと私だけを

あの月の彼方に連れ去ってくれればいいのに。

 

もう眠ってしまったの?

月はまだあんなにも奇麗なのに。