入院したばかりの頃…


現実は現実と受け止めていたものの、何か出来ることがあるのではないだろうか??


と、考え続けました。



私の場合、一気に流れ出た羊水の様子から、開いた穴が塞がる事は、ほぼないだろうとの事ではありましたが、やはりワンチャンあれば!!と、たどり着いたのは、転院して積極的に治療するというもの。


主治医に伝え、まずは自身で情報を収集して、どこの医療機関で治療をやっているか、転院するにはどのような手順で動くのが良いのかなど聞くよう言われました。




“人工羊水注入”




穴が塞がらなければ、注入してもただ出ていくだけ。




そんな事はわかっている。




でも、流れ出る感覚があまりない状態。




いけるのではないだろうか…





わずかな希望でも、なんとかしたかったんです。






全国的にも、この治療をやっている医療機関はほとんどない。


まだ研究の域だそうです。



治療成績とか、費用とか、予後とか…  

詳しいところまでは調べる余裕はなかったのですが、すがりつきたかったのです。





羊水が減る原因は、破水など母体側の要因もあれば、赤ちゃん自身の腎臓のトラブルなどもあります。



赤ちゃん側のトラブルであれば、人工羊水をやっているという医療機関もあるようです。




ネットで検索しまくって、治療をやってそうな医療機関へ電話をかけまくる。。。




病棟内では電話ができないので、病棟から出て、携帯使用可能エリアで…



今はやっていません と言われる。



“今は”

が、何を指しているのかは、追求しませんでした。



コロナがまた増えてきているから なのか、

以前はやっていたけれど、治療できる先生がいなぬなって、やれなくなったから   なのか、

治療成績があまり良くないから   なのか…    など、理由は色々あるんだろうなと思います(私の勝手な推測ですけど)



先生に確認して折り返します  と言ってくれた病院があり、日勤受け持ちナースにそれを伝えて、電話が来たら、病棟から出ることの了承を得ておりました。



何時間も待ち、やっと電話がかかってきました



ドキドキしながら、電話に応対。

すぐに小走りで病棟を出ました。


受け持ちナースから、「走らないで!歩いてね!!」と注意されるまで、小走りになってしまう自分に気づきませんでした。




・居住地から、病院までの距離が遠く、母体にも赤ちゃんにも負担が大きい

・治療して、うまくいったとしても、正期産までもつことはほぼない

・超低出生体重児で、治療が必要になる可能性が非常に高い

・自宅から遠い場所で、サポートを得づらい状況になる

・以上のような理由から、県外からの患者さんを受けいることができない


大変だと思うけれど、今入院している病院の主治医の先生とよく相談して、乗り越えていって欲しい。

問い合わせしてくれてありがたい

頑張って欲しいと思っている


そんなお話しでした。




携帯電話使用エリアで泣いているわけにいかない…



下を向いて、涙ダダ漏れになりながら病棟へ戻る。




病棟に入るには、インターホンを押して名乗らなければならないけれど、声にならない。





なんとか絞り出した声…



多分、聞き取れていないだろうけど、ちょうど助手さんが出るタイミングとも重なり、入れてもらえました。




ナースセンターの前を、声を押し殺しながら通る。




もう、見るからに何かあったとわかる姿見だったと思います。




しっかりしていなくては

人に迷惑をかけないようにしなくては

頑張らなくては

きちんとしていなくては




そんな性格の私ですが、1人では抱えきれない現実に、受け持ちナースの言葉掛けに、わんわん泣きながら、話を聞いてもらいました。



一度は、自分に今できる安静で乗り切ろう,それしかない!と腹を括りつつも、諦めきれずに、転院を視野に入れて動いた。

それが崩れた時の衝撃…


すごかったです。



かなりダメージくらいました。




破水がわかった時より泣きました。

これは、悲嘆なんだと思います。




でも、吐き出させてもらって、一晩苦しんで、やっぱり前を向いて奇跡を信じると決めました。



我ながら…  強いなぁ と思いながら。。。





でも…  ただ、自分で決断できないだけなのかな。。。  という思いも抱えながら…





続く