命の重みを考えた瞬間

今朝、エントランスから呼び出し音が

 

モニターで見る。くたびれた感じの男の人

 

無視したが何度も・・

 

良く確認すると、知ってる男の子

 

1000円持たされて何十年も暮らしていた

 

父親の息子、前に警官連れて来た、

 

 

余りに汚れているから、シャワーをさせて

 

息子のジャージーを着せた、ガツガツ御飯食べて

 

『おばちゃん、おばちゃん』って泣きだした

 

「汚い顔して、泣くの止めなはれ、みっともない」

 

 

「親父を探しに仕事もやめて毎日探した、嫁は

 

離婚届を置いて家を出て行った」

 

「そんな事あったの?それでお父さんは?」

 

「O 村って知ってるやろう、そこで暮らしていて

 

最後に、梅の花の弁当や伊勢海老、アワビ等

 

食って、高級ウイスキー飲んで死んでいた・・

 

死んで三日後に村人に発見され俺は警察から

 

連絡を受けて飛んで行った、其れから家の中や

 

外も、探し回ったがお金は1円も出て来なかった

 

警察は、覚悟の自殺やなって最後にご馳走食って」だって

 

 

 

「そんな事があったんやね、どうしてるんやろうって

 

思ってたんだけど、それからどうしてたん?」

 

「寝るとこ探してウロウロ、食堂の裏で食べ物あさって

 

コンナつもりじゃアなかったのに、おばちゃあ~ん」

 

昔なら、家へ来るか、って言うけど、今は言わない、

 

電話をする、「直ぐ来て下さい相談に乗って欲しい」

 

「誰や、知ってる人?俺恥ずかしい」

 

『煩い、黙っていて、すぐ来るから、これからの事ヨ」

 

 

何度か会ってる警察官が来た

 

「俺、何も警察に連れて行かれる事してない

 

おばちゃん、どういう事や」慌てふためく

 

彼に椅子を示して「黙ってお座り」って一括

 

警察官が笑った

 

「犬みたいに、まあ~犬の方が賢いかもな「って

 

警察官は家出捜索を出した時からおっさんの死まで知っている、

 

 

「まず、連れて行きまっさ、ゆっくり今後の事は」

 

「ええ、、やっぱり連れて行かれるのか、何言うたんや」

 

そう言って私に詰め寄る

 

「一時保護施設があるそこで、まだ働けるから

 

相談員と意見を交換して、、、なッ・・」

 

肩を叩いて、ドアの方へ押すようにして

 

『おばちゃん、御免、御免な、、飯美味かった、ごめんな」

 

泣きながら出て行った、

 

それにしても1億近い現金おっさんどうしたんだろうね

 

鼠小僧みたいに各家に配って歩いたかな?

 

あのバカ息子もう少しで死にそうな顔してたな、

 

大金残してお母ちゃんが死に

 

其の大金持ってご馳走食って父ちゃんも死に

 

あの息子も危ない所だった、

 

地道に働いて元の家族に戻って長生きしいや・・

 

命の大切さ儚さをしみじみ知りました、、とさ・・

 

 

 

 

 

 

 

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