『すぐ死ぬんだから』というドラマの最終回を観てました。

なんとなく観はじめたドラマだったんですが、おもしろかった。

いい歳になっていい老後を迎えた夫婦の話。
お互い人生に満足して生きてきたと思っていたら
旦那さんがポックリ亡くなった。

そのあと、旦那さんの不倫が発覚して
隠し子がいたこと、
遺言書が用意されていたことがわかり…

昔のドラマはとってつけたような最終回が多かったよねと
話していたばかりだけど

このストーリーは、すごくリアルで『今』な感じがした。

旦那さんが自分に黙って二重生活を送っていたこと

その不倫相手とその息子と会って話す内容

その不倫相手の息子が急にカンボジアに
行くと言い出して

本家の奥さんに、自分の母親になにかあったら
話を聴いてあげてください

とか言う。

本家の奥さんは、なんだかんだ言って
懐が広く

愛情深く

起きたことすべてを呑み込み受け入れて

おばあちゃんになってから、
お店を改装して家族とワイワイ

たくましく新しい生活をはじめる。

何が正しいもなく、起きたことに
びっくりしながらも

否定することなく
じゃあどうするか
その場その場で対処して

生きてゆく。

不倫相手は立派なお医者さんでいい女なんだけど

ぜんぜん魅力で劣ってない
むしろどこかで何をしても敵わないと
思わせるような

素敵な温かさがある。

何が正しいでもない
何も解決しない
それぞれがしたいように生きて

性格の合わないお嫁さんとも
なんだかんだうまく調和して
協力し合ってやってゆく

清濁併せ飲むというか
起きたことに流されながらも
翻弄されずに
そのまま生きてゆく

今の時代を感じるドラマだなぁ、と
思いましたアップ