何度も書いている通り、私の投資スタイルは、

「手書きの棒足チャートを作成する。それを日々更新し、そこからの感じのみで売買方針を決める。」

というものです。

 

となりますと、どの銘柄を手書きするかということが、重要になります。

しばらく見込みのないものばかりを引いていても成績につながりません。

 

手書きを始める候補ですが、昔は、毎週末にチャートブックを買いに行って、土日のうちに全銘柄を見ていました。

その際、期待の大きさに応じて、折り目の大きさを変えておきます。そして、折り目の大きなものから順に、空いた時間をつかって新聞株価欄のスクラップや、証券会社の店頭にあるクイックを使わせてもらって手書きを作成していました。

1992年からはチャートブックを買わなくなり、手元のパソコンでチャートを眺め、手書きのデータを得ています。

 

そのときから、問題というか迷いが発生しました。期間

それ以前は、買ってくるチャートは週足でした。日足のチャート誌も発売されていましたが、それだと表示期間が1年程度と短く、私の感覚と合いません。

パソコンに最新のチャートが表示されれば、手書き候補銘柄探しは、週足にこだわる必要はなくなります。

また、週末にこだわる必要もなくなりました。

 

そのことで、一時期、曜日にこだわらず、時間の空いているときに日足を順に見て探していました。

しかし、数年で週末に戻すことになります。

熱意の違いや、忙しさによって、どうしてもペースが変わってしまうからです。

 

買いのチャンスは、もっとも株に嫌気がさしているいるときに、芽が出ているのです。

普通の投資家は、それに気づくのが遅れます。これは必然のことです。

 

株の利益で生活している私でもそうなりました。

 

それではいかん、と週末全銘柄チェックを続けています。

 

 

さて、問題は、その際、

「週足、日足のどちらを見るか」

です。

 

今だに揺れています。

きっと、「どちらでも好きな方で良い」というのが答えなのでしょう。

 

それまで株のチャートなんてほとんど見ていなかったというような人は、日足の方が良いと思います。手書きが日足ですから。

ただし、手書きの候補に入れる際に、長い期間のチャートを確認することは必須です。最低2年程度は。

それについては、週足でも構いません。

 

ただ、私の場合は事情が違います。

週足を見てきた期間が長かったのです。

10歳から32歳まで、ずっと週足を眺めてきたのですから。

 

今も、どちらにすべきか揺れています。

日足、週足、どちらが見えやすいかは、時期によっても違うことが分かっています。

しかし、どちらかに統一した方が、良いに決まっています。

 

ここ数年は、日足です。

でも、今、また迷っています。

 

 

今年に入って、オーケストラの審査も入ってきました。

来月は、3件集中しています。でも、編成の大きい曲はありません。人数制限をしている練習会場が多いことも影響しているのでしょう。

 

 

さて、今までの支援とは別の形での支援が決まりました。

 

企画から練習、本番指揮まで関与して100万支援オケです。

2022年9月の予定。

 

若手ソリストによる、コンチェルトを演奏するオケです。

チャンスを待っている若い演奏者のために、出来れば続けて行きたいと思っています。

 

本番日が決まれば、練習日程も決まり、オケ中奏者を決めてゆくことになります。

既にオケに入っている人がほとんどでしょうから、何曜日にするかとかも熟考しないと・・・。

 

実は、曲目とソリストはもう決まっています。

今回、「チャンスを待っている若い演奏者のため」というには、場違いな「実力者」ばかりになってしまいましたが、そのような人でもこんな機会を欲していることを感じています。

このタイプのオケを作ったことは間違っていなかったぞ。

 

 

パートによっては人集めに苦しむとか、曲やソリストの選択からいろいろな細かいことまで、オケの運営は大変です。

そこで、ややこしいことを極力無くすために、他のアマオケとはかなり違う形にしました。

 

まず、団員の団費と演奏会費をゼロにしました。

さらに、チケットを売っていただけれは、売り上げはすべて売った人のもの。交通費にでも充てていただきます。

これによって、会計担当者の負担は大幅に減ります。

そして、申し訳ありませんが、選曲などへの発言権がありません。(団費とかを徴収していたらそうはゆかない)

 

 

 

なんとか軌道に乗せて継続して回数をこなしてゆきたいです。

不安は、指揮者です。

何せ、私ですから・・・・。

 

 

相場の最後の高値を買うのは個人投資家であり、その9割以上が損をしていると言われている。

そんな個人投資家を、自分の顧客だけはみんな勝ち組にしたい。

そのためには、私の思う銘柄を私の思うタイミングで売買してもらいたい。

 

そうするためには、何よりも実績。指示通りやれば儲かることを身をもって分からせてやれば良い。と思っていた。

 

そして、待っていたチャンスが訪れ、「今こそ油研工業の買いだ」と、セールスしてそれが怖いぐらいに当たった。

これで、買ってくれた客のみでなく、話は聞いたものの決断してくれなかった人も、きっと次の話には乗ってくるはずだ、そう読んでいた。

 

しかし、そうではなかった。

 

「チャートが買えと言っている」

これだけで、わたしの指示通りに買ってくれるようになった人は、油研工業に参加してくれた人のうちのたった一人だった。

そして、その人は今回生まれて初めて株というものを買った人だった。

 

株の経験者を動かすには、そのための「材料」が必要だった。それが分かっていたからチャートと材料が重なるチャンスを待っていたのだ。

だが、株の経験者は、チャート主体で売買するようにやり方を変えることが困難だった。

そして、私のやる気は徐々に低下していった。

 

 

チャートの買い時期と、新聞記事が重なることは滅多にない。

 

油研工業は、私の言いなりになる客を作るための「作戦」だったのだ。

作戦は、予想以上に上手くいった。が、客の頭の固さは予想外だった。

これまでずっと、「材料」を求めての売買で損を続け、今回私の指示で短期3割利食いができたのに考え方が変わらなかった。

 

「株屋が持ってきたニュースを自分が正しく判断して儲かった」ということらしいのだ。

 

株屋がニュースを元に株の売買を求めてくることは今まで何度もあっただろう。彼らにとって私の行動は、そのうちのひとつなのである。

もちろん、すべての客と見込み客に常々チャートがすべてであると言ってある。

それでも、このざまである。「材料」の判断が勝ち負けを決めると思い込んでいるのだ。

それまでの自分の成績を見て考え直さないのか? きっと、たまたま損になっている、たまたま、と思っているのだろう。

 

こんなことで、少々嫌になってきているところに、支店上司のねちねち攻撃が始まった。