今までの小難しい話は置いておいて、
今回は少し趣向を変えていこうと思います。

僕が使っていて「あー、これよかったわー。うん、あーこれよかったわー。」って2回言ったアプリを紹介します。マーケットで探してみてください。基本、僕は無料しかダウンロードしません。

「メロディがわかるのに歌手も曲名もわかんね!あぁ!気になる!」なんて状況ありませんか?
CMで流れている曲で歌手名を明記していないときありませんか?
僕はつい最近もありました。
しかもかなり有名な曲。「SoundHound]を知らなかったその時の僕はこう考えました。
「おそらくCMで流れるということはサビだな。サビには大体タイトルを持ってくる確率が高い(気がする)。よし、次流れたときに集中して聞いてみよう。」

そして次の機会はやってきました。そしてテレビからはこう聞こえました。

「ビュティホマイ、ビュティホマイ」

この時点でガッツポーズをして亀田興毅ばりに「(俺の聞き分け能力)どんなもんじゃーい!」と雄叫びをあげました。完全にもらったと思いました。
そのあと急いで僕はスマートフォンを握り締めこう検索をかけました。

beautiful mind

ですよね?これって普通ですよね?
しかし一向にお目当ての歌は出てこない。
そろそろYoutubeのせいにしようとし始めていた僕はあることに気づきました。
これだけ便利な世の中なんだから鼻歌で探して曲を探してくれるサービスがあるかもしれないと思いさっそく調べたところ、
ビンゴ!
出てきました、SoundHound
さっそくアプリをダウンロードして使ってみるとなんと一発で当てられました。
一定時間ハミングし続けて検索が終わるといくつか候補をあげてくれます。
その候補を押してみるとYoutubeにつながり確認ができるというわけです。
「やっと会えたね」って感じでした。
あれだけ敵にみえていたYouTubeともすっかり仲良しです。
無料版と有料版がありますので、利用に応じて使ってみてください。

ちなみに僕が探していたのは、
ゴダイゴの「beautiful name」でした。おしい!
LTEというものはみなさんご存知だろうか。

少し前までは「super3G」なんてえらく格好良く呼ばれていたのだが。
簡単にいうと、

・高速通信
・低遅延
・大容量

が特徴というあたらしい通信方式である。

もうすでにDOCOMOは12月24日にXi「クロッシィ」というブランドでサービスを開始している。
これは世界から見てもサービスを始めるのははやく、先頭集団に位置している。
これは前回の失敗をかなり意識しているためである。

前回の失敗とは?
DOCOMOは2001年にFOMAを始めた。これは2G回線から3G回線への変化だった。これは世界で初めてのことであった。
今でこそFOMAを利用しているのは約9割だが、当時は誰もその変化を求めていなかった。
変化を促すためのサービス・料金・エリアなどの先行者への恩恵もなかった。
そのためFOMAに移行が活発になるのは2004年ごろ。
世界でも動きが出てきたからである。
DOCOMO執行役員 尾上氏がいうには「早くやり過ぎた」とタイミングの失敗を吐露している。

つまり今回はトップではなく常に先頭集団にいることでまわりをじっくりと伺いながら機を待っていると言えるだろう。


今回LTEで一番初めにサービスを開始したのは主にフィンランドとスウェーデンの北欧での通信事業者テリアソネラ(TeliaSonera)である。2010年12月に開始した。
これからLTEは伸び代が十二分にあると考えられるが、テリアソネラは今のところ失敗をしている。
その原因は2G・3Gに切り替えができないのが大半をしめている。
どんなに高速でストレスなく使えるものだとしても使えるエリアがほんの僅かでははっきりいってメリットを見いだせない。我々一般的な消費者はどんなとこでも利用したいというのが根底にある。使えないものに対して毎月馬鹿にならない利用料を払うつもりはない。
というわけでテリアソネラでのLTE契約率は未だ数千程度だ。

先ほど述べたDOCOMOの失敗と非常に似ている。この点から言うとトップを走らなかったDOCOMOは上手くいっているといえる。
そしてテリアソネラ大きな違いは、DOCOMOのLTE端末はまだデータ通信端末しか発売されていないが、
もしLTEが利用できないエリアに移動したとしてもモードが切り替わり3G回線で使うことができる。
LTEエリアに住んでいる人でたまの遠出などでもDOCOMOの3Gエリアを利用できるので不自由なく回線を使うことができる。これはMOVAからFOMAに移行するときにサービスとして始めたデュアルネットワークサービスを生かしている。

後はどのようしてLTE回線を広めていくか。
まずはエリアだろう。そして料金と続く。今のところXiは利用料金の上限がない。(キャンペーンを除く)一ヶ月に5GB以上使いたい場合は追加で利用するごとに料金を支払うシステムになっている。
DOCOMO側としては端末利用者の98%は5GBで収まっていて、上限を設けないことで超ヘビーユーザーの利用を抑え、さらに低遅延を促しライトユーザーにさらに利用してもらいたい。。。という意図があるようだ。

私にはこの意図がまったく理解出来ない。今はスマートフォンも流行っていてデータ通信の時代であることを理解しているのだろうか。将来は超ライトユーザー(年配者・子供)かヘビーユーザーにはっきりわかれる。世界でそういう動きを促しているのだから当たり前だ。今までのやり方で例えば3日連続で100万パケットだか300万パケットだかを利用した者に規制を与えるだけでは足りないのだろうか。少なくとも私は私の友人たちは不都合などを感じたことはほとんどない。それをなぜ料金に繋げてヘビーユーザーを締め出そうとするのか。これではますますユーザーが離れていくだろう。これを逆手に取った他社サービスがぐんぐん追い上げてきているのを感じているのだろうか。

現状ではXiはWiMAXにあらゆる面劣っている。
・エリア
・利用料金
・サービス(試しにレンタル可)
・解約金なし
そして通信速度は下り40Mps上り10Mpsという必要十分の高速回線。
今だったら私は必ずWiMAXをすすめる。

はっきりいってDOCOMOは他社にこういった隙を与え続けているといつか大きな一撃を食らう日が必ずくるだろう。

そうなるとまたiPhoneとAndroid端末のように慌てて苦肉の策を搾り出して対抗するということしかできず常に後乗りのイメージがついてしまうだろう。

今回はDOCOMOの話だけだが、機会があればLTEに向けて色々と障害があるauについて述べられたらと思う。


前回では触れなかったDOCOMOの月々サポートとauについて触れていこう。

月々サポートとはこれもまたDOCOMOが3月から新しく始めるサービスのひとつである。

DOCOMOのスマートフォンを購入したユーザーならわかるだろうが、
現在は端末購入サポートといって、購入する際に初めにケータイ端末をある程度割引してくれる。
しかし2年間のうちにその端末を機種変更なり解約なりしてしまうと解除金が取られるというもの。

要は安くするから2年間は使ってくれというものだ。

それが3月からは購入時に割引するのではなく月々から一定額を月額利用料金から割り引くというものに変わる。もうすでにauとSoftBankが行っている方式に合わせる形となる。
やはりこれもSIMロック解除の影響があると言えるだろう。

気になる点は今、DOCOMOが行っている端末購入サポートは平均して15000円ほど割引をしている。
これが月々サポートだとどれほど値引くのか楽しみだ。
さすがに今の端末購入サポートを24回で割った金額分だけ安くするとは到底思えない。
前回のパケホーダイフラットと月々サポートを組み合わせれば今までよりもお得に使えることは間違いないだろう。


さて、SIMロック解除がこれから先、海外同様一般的になると見られているが、
auはどうなるのだろう?
これはよく言われていることであるが、現在では同じ3G回線でも2つの通信方式が存在する。

W-CDMAとCDMA2000である。

DOCOMOとSoftBankが採用しているのはW-CDMA、
一方でauが採用しているのはCDMAだ。

分かりやすく例えると、
PSPとニンテンドーDS、Blue-rayとDVDみたいなものだ。
つまりBlue-rayディスクをDVDプレーヤーに入れても再生できないと同じように、
auのSIMカードをDOCOMOの端末に差し込んでも通信方式が違うので利用できないのである。

なぜこういったことが起こってしまったのか?

初めはauが新しい通信方式としてCDMA2000を採用して提供していたのだが、
後からはじめたDOCOMOはそれとは違うW-CDMAを採用した。

世界中でもW-CDMAを採用したため、このような2つの方式が存在してしまい現在の主な方式はW-CDMAである。このためauは海外では利用しづらいと言われてきた。

日本の端末で日本のSIMカードを入れて海外にいくとその国の電波を借りて使うことができる。DOCOMOやSoftBankは世界中でも採用している方式のため、対応端末であればほとんどの国で問題なく使える。auはその逆のため上記なことになっている。


最近、アメリカの業界トップキャリアVerizon(ベライゾン)がCDMA版iPhoneを発表した。

このCDMA版iPhoneはauと同じ通信方式であるから、もし日本でSoftBank以外にiPhoneが発売されるとしたらauの可能性が高いだろう。どうもここ最近他の2社に比べてインパクトが弱いのでこれが現実になったらかなりのビッグニュースになるだろうからぜひ注目していきたい。

ただ今世界の流れは、3GではなくLTEもしくは4Gにもうすでに移行しつつある。
12月からDOCOMOが提供しているXiもLTEだ。
au、SoftBankもサービス提供に向けて着々と準備をしている。先程のVerizonも2011年にはサービスを開始すると発表している。

また新たな競争が起こることは間違いないだろう。
次回はLTEについて述べられたらと思う。