今回は微生物の誕生から発見までです。
今からおよそ27億年前の地球は炭酸ガスに覆われ酸素は有りませんでした。
このような環境下で海中に炭酸ガスを利用して光合成を行い酸素を排出する微生物が出現しました。
それが光合成細菌シアノバクテリアです。このバクテリアの活動により地球の大気は徐々に酸素含有量が高まり、その後多種多様な生物が生まれて現在の生物の先祖が誕生して行きました。水中に溶けていた鉄が酸化され酸化鉄となって海底に沈み鉄の層を形成して行った時代もこの頃からです。
人間が微生物を利用する様に成ったのは今から3.500年位前からで、既に古代人はビールやワインそれにパンも口にしていたようです。
これらの作用をもたらしていた微生物という生き物を実際に人類が目にするのは、それから3.100年後のオランダの科学者レーウェンフックが初めて顕微鏡を作ってからでした。