これから年度末にかけて、公務員の知り合いの退職話をあちこちで、ちらほら耳にします。そのたびに、次のチャレンジに向けて飛び出すみなさんの姿が頼もしく、エールの気持ちとともに、眺めておりました。

昨日、自分の住んでいる自治体のお知り合いが退職されることを知りました。

その方のここ数年のお仕事をなんとなく知っていて、市民の一人として大変なお仕事されているなぁとエールを送っておりました。

昨日退職されると聞いてから、心からショックを受けています。

そんな私に対して、家族からは羨ましいだけではとか、別の方からは公務員だっていつでも飛び出せるようにしておくべきとか、一緒に活動する公務員仲間が辞めたからとか、私のこのショックの気持ちを言語化してくださるんですけど、どれもなんか違うんですよね。

公務員は定年まで勤めあげるものではなくなり、他の業界のように流動性が高くなってきているのは、もちろん理解しています。

終身雇用なんて時代ではなく、企業に勤めるだけでなく、起業や個人事業主が選択肢としてあることも。

今回のお知り合いは公務員としての立場と市民としての立場でバランス取りながらなんとか踏ん張っている、仲間と私は勝手に思っていました。

他の誰よりも今回のお知り合いの退職にショックを受けているのは、そういう公務員仲間を失う気持ちからなのかもしれません。

私の勝手な仲間意識なんですけどね。

私は公務員という仕事でできることをすべきと、強く思っている証拠のような気がします。

今回の私の気持ちは周囲やその当人に理解してもらうものではなく、私自身が引き受けなければいけないんでしょうね。

そんな覚悟を決めた夜でした。

ある公務員の退職。私のショックの理由は？