昨日は午前7時に山仲間のKさんと立川駅で待ち合わせて、奥多摩に行って来ました。
待ち合わせの時点ではどの山に登るかはっきり決まっていませんでしたので、
電車の中で地図を広げて決めました。
コースは
御嶽駅~惣岳山~岩茸石山~黒山~権次入峠~岩茸石~さわらびの湯~飯能駅
です。
一番高い黒山でも842メートルですからたいしたことは無いのですが、
コースタイムが8時間25分とロングなのが気がかりです。
昨年の脊柱管狭窄症の手術以降、これだけのロングははじめてだからです。
そして途中で、私ではなくKさんにあわやの事件が発生します。
午前7時50分、御嶽駅を出発です。
ちょっと雨も心配でしたが、大丈夫でした。
山には杉の木が多くて綺麗でした。
霧がより一層美しさを引き立てています。
午前9時50分、惣岳山に到着です。
惣岳山の山頂には、すっかり金網で囲まれた青渭(あおい)神社があります。
次に岩茸石山を目指します。
霧で展望は悪く、花もなく、あまり面白い写真はありません。
途中の岩です。
午前10時50分岩茸石山に到着しました。
ひと休みするKさんです。
この後だったと思いますが、とんでもないことが起こりました。
当時、山道には木の根が縦横にむき出しになり、濡れて滑りやすくなっていました。
そのような状況の中、Kさんが先に歩いてやや急な斜面を下っていたところ、
勢いがついたのか止まれずに山道を踏み外して草が茂った中へ消えたのです。
何が起きたのかすぐにわかりました。
滑落です。
私は急いでKさんが消えた場所に行きました。
何秒か数十秒後、Kさんの声が聞こえ、草をかき分けて自力で上がってきました。
私もストックを差し出して掴まってもらい引っ張り上げました。
大丈夫でした。
草が生い茂って、下の様子は分かりませんが下まで落ちれば・・・・・。
本来は道を踏み外して滑落するような危険な山ではありませんが、
木の根は濡れるととても危険です。
今回は幸いにも大事になりませんでしたが、
低山でもこういう危険性は常にあるものなのですね。
この後は、それまで以上に慎重に歩きました。
こうして午後4時15分ようやくさわらびの湯に着きました。
午前7時50分に出発してから8時間以上経過しました。
手術後としては最長でしたが、腰は大丈夫のようです。
それよりも、大事故にならずにほっとしました。
さわらびの湯で汗を流してさっぱりしてからバスで西武線飯能駅に行き、
それぞれ帰宅の途につきました。
今後も健康のために続けるつもりですが、
「お互いに気を付けよう」と話し合った山行きでした。