父の、こだわり。 | なないろDreamer

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下駄履きの生活者ブログです。

父は、携帯やパソコンが好きではないので連絡手段に手紙をよく書きます。

母が亡くなってからでしょうか…その前からだったかな…

葉書サイズの用紙を二枚シールで止めて中に文章を書くようになりました。
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最初、葉書の切手を貼っていましたが、特殊なので封筒と同じ値段の切手にして欲しいと郵便局から言われました。

それから何年も経ちました。

1年くらい前に出来た郵便局が気に入った父は、よくそこに通っては窓口に葉書を出していました。

何故ポストではなく窓口かというと、消印が綺麗だからというのです。

そんな人は父しかいなく、父はスッカリ覚えられてしまいました。

郵便物を出して欲しいと私も頼まれます。でも窓口は嫌だよ。と言っています。

相手側も消印をそこまで見る?とも言いました。父は断られるので、どうしてもという相手のは窓口に自分で行きます。
確かに、あまり消印を見ないような自分の妹のはポストでもいいと頼まれます。
それは全然かまいません。

一月に父の家に行くと、窓口で切手の料金を試しに聞いてみたら、葉書の切手でいいですよと若い局員に言われたけど、やっぱりダメだと連絡があったそうだ。

他にも、細かいことがあり、私の前で郵便局に電話をした。

なんと局長が、飛んできたのだ。

局長は、父の家に来るのは二回目だった。
父は、細かいことが気になる性格で、あれこれいったらしい。

とてもいい局長さんだった。

父がトイレに行っている間に、私は詫びた。

「封筒に、入れて普通の形状で出せばこのようなこともないのに、困らせてすみません…父にはこだわりがあるようで言っても中々ききません…」
局長さんは、いえいえ、おもしろ郵便なんかも以前は募集したこともあったんですよ。木で作ったり。

本当に嫌ではなさそうだった。

父は、少し?クレーマー気質もあり、父の家には今年になって色んな所の責任者が何人かきていたりする。

しかし父とみな仲良くはなっていた。
表面上かもしれないが…
すぐに声をあらげ、こだわりが強く正直ハラハラする。
矛先が、こちらにきたらたまらない。

父には父の良いところもある、なんとか今年もうまくやっていきたいです。