先週の金曜日Mステに小沢健二が出ていました。
新曲『彗星』を披露しました。
♪そして時は2020全力疾走してきたよね
1995年冬は長くって寒くて心凍えていたよね
文学のような歌詞を書く小沢健二。
1995年には何かがあったのかと思わせる。
80年代に懐かしさを感じていたが、気づいたら90年代にも懐かしさが込み上げてくる年齢になっていたようだ。1995年と聞いてなんだか胸が「ギュッ」とした。
1995年、私は21才。かな?
風間俊介が小沢健二を崇拝しているようで解説者として出ていた。
風間俊介はラブリーに感銘を受けたようで当時小学生。
小沢健二1994年『今夜はブギー・バック』
力が抜けたような掴み、この世界観に合う大人になりたい。
イエーイ!と盛り上がっているのではなくて、ここに生き方のお洒落さがある。
時が経って聴いてもカッコイイ。
だからこそ、その感性でこれからも生きていて間違いではない
風間俊介は、そう語っていた。
今夜はブギー・バックを聴いた時、私はハタチだった。
時は1994年、若者が集まるとある飲み屋で、女の子がカラオケで歌っていて知った。
テレビ画面には小沢健二とスチャダラパーが流れていた。
女の子が歌っていても凄くよくて、私は衝撃を覚えた。
小山田圭吾とユニットを組んでいたフリッパーズギターは、かなり好きで高校生の時に聞きまくった。
ボーカルは小山田圭吾だったので、小沢健二の声はそれまで聞いたことがなかった。コーラス程度。
正直小山田圭吾の方が歌はうまい。
小沢健二は母性本能をくすぐるような感じを受けた。
歌の下手さ!?は歌詞とリズムでカバーされていたような。
今回新曲の彗星、覚えやすい音程だった。最初は早口で語っているように聞こえた。
♪だけど少年少女は生まれ作曲して録音したりしてる
僕の部屋にも届く
2000年代を嘘が覆い イメージの偽装が横行する
みんな一緒に騙される 笑
だけど幻想はいつも崩れる 真実はだんだんと勝利する
時間ちょっとかかってもね
今遠くにいるあのひとを時に思い出すよ
笑い声と音楽の青春の日々を
今ここにある暮らしこそ宇宙だよと今も僕は思うよ
あふれる愛がやってくる
その謎について考えてる
高まる波近づいてる
感じる