秒速5センチメートル | なないろDreamer

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新海誠監督作品といえば「君の名は。」が有名だ。
「秒速5センチメートル」は、それ以前に作られた作品で、君の名はが地上波で入る直前に深夜テレビで放送されました。君の名はを見た後だとあまりの鬱展開にビックリすると思います。

中学生の男の子が東京くらいから少し遠くの栃木あたりだろうか…?
中学生の男子にしたらそこまで行くのはとてつもない距離で…
好きな女子が引っ越してしまい、会いに行くのだが夜だし、電車は雪で2時間くらい止まったり書いた手紙は風で飛んでくし、心細いことこの上無い。ここの描写は時間をかけていて、同じような気持ちになりまず最初にドーンと鬱になります。本当に着くのだろうか。

でも女の子は改札で待っていてくれた。
今度は男の子が引っ越す、種子島がある鹿児島に。さらに遠くなる二人。

この二人は諦めている。特に男の子。
距離とあまりに若く、無力で。初めは文通をするが、お互いだんだん出さなくなる。携帯を持ち始めるけどメールしようとしてやめてしまう。

高校では想いを寄せてくれる女子も近くにいるが…
その女子の片想いの描写がせつない。優しいけど…私を見ていないと告白はしないまま。二人で見た打ち上げロケットがいい。

男の子はまた東京に戻り就職する。
彼女も出来るが、「1000回メールしても、あなたとの心の距離は1センチくらいしか近づけなかった」とメールで別れを告げられる。
唐突に山崎まさよしのOne more time, One more chanceが流れて少し驚きます。音量はかなり大きめ。もしかしてこの曲の為につくられたアニメだったのかと。
主人公の虚無感だけが漂う。
不思議と印象に残るアニメ…

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これ以上何を失えば 心は許されるの
どれ程の痛みならば もういちど君に会える
One more time 季節よ うつろわないで
One more time ふざけあった 時間よ


くいちがう時はいつも 僕が先に折れたね
わがままな性格が なおさら愛しくさせた
One more chance 記憶に足を取られて
One more chance 次の場所を選べない


いつでも捜しているよ どっかに君の姿を
向いのホーム 路地裏の窓
こんなとこにいるはずもないのに
願いがもしも叶うなら 今すぐ君のもとへ
できないことは もう何もない
すべてかけて抱きしめてみせるよ


寂しさ紛らすだけなら 誰でもいいはずなのに
星が落ちそうな夜だから 自分をいつわれない
One more time 季節よ うつろわないで
One more time ふざけあった 時間よ


いつでも捜しているよ どっかに君の姿を
交差点でも 夢の中でも
こんなとこにいるはずもないのに
奇跡がもしも起こるなら 今すぐ君に見せたい
新しい朝 これからの僕
言えなかった"好き"という言葉も


夏の想い出がまわる Uh…
ふいに消えた鼓動


いつでも捜しているよ どっかに君の姿を
明け方の街 桜木町で
こんなとこに来るはずもないのに
願いがもしも叶うなら 今すぐ君のもとへ
できないことは もう何もない
すべてかけて抱きしめてみせるよ


いつでも捜しているよ どっかに君の破片を
旅先の店 新聞の隅
こんなとこにあるはずもないのに
奇跡がもしも起こるなら 今すぐ君に見せたい
新しい朝 これからの僕
言えなかった"好き"という言葉も


いつでも捜してしまう どっかに君の笑顔を
急行待ちの 踏切あたり
こんなとこにいるはずもないのに
命が繰り返すならば 何度も君のもとへ
欲しいものなど もう何もない
君のほかに大切なものなど