
ボサノバな曲調が心地よい、ザ・フリッパーズギターで一番好きな曲がビッグ・バッド・ビンゴです。
「分かりあえやしないってことだけを分かり合うのさ」
「斬りつける言葉僕は吐くだろう」
などなど皮肉めいた歌詞が目立つフリッパーズギターですが、ビッグバッドビンゴにいたっては「蹴飛ばすものなんにもありゃしないのにね」と、牧歌的です。
歌詞を切り取ると…
※カーラジオをつけて/僕が甘い言葉/ささやくから/カラフルなソーダ水で/ずうずうしい言い訳続けてる
変な角度のウィンク
好きなだけ恋の夢を見て/勝手にキスして泣いて/さあ僕らのビッグバッドビンゴさ/
小山田圭吾の甘く、少し舌ったらずな歌い方が、二人だけの恋の世界に連れてってくれるようで聴いていてトリップします。
だけど…
※ひとりきり/カレイドスコープ・ワールドで/待つのさ世界の終わり/
フリッパーズギターらしい歌詞も入っていてすんなり甘い感じにはさせてもらえませんが、恋とは皮肉も凌駕するような、そんな気持ちにさせてもらう曲です。
ザ・フリッパーズギター ビッグ・バッド・ビンゴ