私がビデオ、ギニーピッグを知ったのは中学二年生の時です。
クラスメイトが、凄いビデオがあると美術の時間に話していました。
時は1985年頃、家庭にはVHSのビデオデッキが普及し、レンタルビデオ店が急速に勢いを増して来ました。
うちの近くにはサンホームビデオというコンビニみたいな小さなレンタルビデオショップが出来ました。
この時の流れ、今の子供には分かるよしもありませんが、時代はバブルで何事にも勢いがありました。この流れを知らないのは可哀想な気がします?(笑)
今は何でも出来上がっていて(携帯電話もあるし)驚きがあまりないような気がするんで。
今まで高額だったビデオが当時、何百円かでレンタルできるなんて衝撃としかいいようがなく、小さな店でしたし、隅から隅まで飽きもせず眺めたものです。
話は戻り、ギニーピッグの存在を知った私は早速借りてきました。クラスメイトが言っていたのは第一作目の「悪魔の実験」です。
ちょっと正視出来ませんでしたねぇ。
女性が椅子に座り拘束されて、ずっと拷問をうけているのです。
椅子を何回も回して泡をふかせたり、熱湯をかけたり。
いかにも一般女性な感じでセリフもなく、テロップで何々してみたと言っていた記憶があります。
リアルで本当にやってるかと思いました。
ドキュメンタリーを観ているようでした。
なんせ気分が悪くなるような内容で、私は苦手です。
だけど、このアイデアというか映像は今まで見たこともなく新鮮だし、こんな衝撃を受けたのは後にも先にもこれだけです。
有名なのが最後目玉にアイスピックみたいのを後頭部から突き刺す場面。
流石にこれはないな…とフィクションだと思いました。
私は見た時にソワソワしていて、立ちながら早送りしながら見ました。
評価が高いのは二作目「血肉の華」だそうです。
私はこれはレンタルしてません。
また拷問ですが、痛みを感じない注射を最初にされるようで最初の悪魔の実験よりは配慮を感じます。
相手が痛がっていないなら私は見れたかも?
ギニーピッグはシリーズが何作かありますが、他はギャグになっていきます。
特にワハハ本舗の人が出ている「死なない男」は面白かったですね。
内臓がないぞー 胃腸がなくてもいーちょうし
自分を解体していきますが、まったく痛みがないみたいです。暇そうに壁にボールを打ち付けているのがリアル。
あの宮崎勤が持っていたギニーピッグはギャグ色が強い4だったとか…
私はギャグ路線のは死なない男しか観てませんが、あれは夜中とかに地上波もオッケーだと思いますよ?
多分最初のとかも宮崎勤は見てたでしょうが…?なんでも犯罪に結びつけられました。未だに宮崎勤のやったことはオタク文化に暗い影響を落としていて傷は深いです。
そしてギニーピッグは回収されてしまいました。
もう観たいとも思いませんが、中学生の夏休み、夢中でB級ホラー映画を借りまくった、あの熱狂の時代に居たことはラッキーだったと思います。
※ギニーピッグとはモルモットという意味です。