100万人の少年少女へ | なないろDreamer

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下駄履きの生活者ブログです。

大槻ケンヂ1966年生まれ。私が大槻ケンヂを知ったのは中学1年生の時です。
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『俺にカレーを食わせろ!…日本を印度にしーてしまえ。』インパクトある歌詞。友達がよく口ずさんでいました。
でも実際に私は、筋肉少女帯の歌を聴いたことがありませんでした。

初めて聴いたのは中2くらいですね。平成名物イカすバンド天国、略してイカ天のCMで、、、
『ブー!ブー!高木ブブブ!』
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このインパクトあるCDジャケットが、ドアップで画面に出ているCMでした。
『ブ~ブ~…』

一体これは!!!私は、すぐシングルCDを購入しました。
『♪土曜の夜は君とドリフターズを見ていた。何も出来ない高木ブーを見ては二人で笑いあったものさ。

い、つ、ま、で、も二人で!いーたかったよ。

苔のむすまでに~ 愛し合った二人は 予定調和のために 離れ離れになる 何出来ないでやっ 別れを見ていた俺は まるで無力の俺は まるで高木ブーのようではないか…!

俺は高木ブーだ まるで高木ブーだ 俺は高木ブーだ まるで高木ブーだよ~~~ぉれっ!』
筋肉少女帯の曲で私の中では「元祖高木ブー伝説」が一番です(笑)私の年齢だからグッとくる歌詞ですが、今の子供(十代など)が聴いてもピンとこないでしょうね(笑)大槻ケンヂは歌が上手いという訳ではなく、声の質が万人受けしそうな?…。いわゆる私の好きな声なんですよね。及川光博なんかもそのタイプです。
そして、あとで分かったのですが、ジャケ画は丸尾末広先生でした。凄くいいですね。このジャケットで、この歌ありきのような感じがします。高木ブーの胸には少女椿のみどりちゃんバッチという細かさもたまりません。

他に丸尾末広先生ジャケを探したら「ザ・スターリン」の虫も描いてました。
このバンドは危ないバンドとして一部?で有名です。
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え~スターリンは置いといて(笑)

私は大槻ケンヂの歌もドンピシャでしたが一番惹かれたのは『大槻ケンヂは学生時代は冴えなく、暗く、目立たない存在でオタク(マニアック、サブカル、アングラ)だった』 と、いう所です。
私が知った時の大槻ケンヂはクラスでも目立つグループにいるかのような存在でした。
顔だっていいです。まさかの事実でした。

私は自分と似たような人だと知って、すっかり共感してしまったのです。(カテゴリーサブカルチャー?2015年6月13日の記事にも詳しく書いてます。)そんな少年少女は沢山いたようです。

そのことは1993年に出た小説『グミチョコレートパイン・グミ編』で更に明白になるのです。
私はグミ編が一番好きですね。
表紙が江口寿史先生なのも最高です。
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各章のタイトルが雑誌なのもセンスいいです。
ビリー、映画の友、スコラ、エロトピア、平凡パンチ、別冊スクリーン、写真時代、ヘイ!バディ、ボム、ダンク、モモコ、ZOOMUP、GORO

グミチョコパインを連載していた『月刊カドカワ』で連載時に特集が組まれていました。
それはまだ取ってあります。
大槻ケンヂのベースとなっているものという本や映画、音楽を紹介しているページがあり、何回読んでも飽きません。
長くなったので次回紹介したいと思います。