そして、それを感じたものがいびつにされる
狂った世界の中に、ただ一人狂わない者がいたとしたら
はたしてどちらが狂っていると思うだろう?………………………………………………………………………………………
トラウマ製造人である父も、私が小学生の三、四年生頃になると漫画はあまり買わなくなり、当時出たばかりのベータのビデオデッキに夢中になっていました。
私は自分でトラウマを作っていくようになります。
自分で購入した高階良子作『赤い沼』はあまりに怖すぎました。

1977年作品で少女向けです。
鬼子母神社を舞台に主人公の籠女が『ザクロは血の味』と、いう台詞は読んだ方なら覚えているはず。

幼なじみのメグと一緒によく読みましたね。メグとは小学生一、二年生の時に同じクラスになった目のクリクリした、笑うとエクボがかわいい女の子でした。今でも腐れ縁で交流してます(笑)
メグは結構漫画が好きで、うちにきては私のベッドの上で読み耽っていました。
赤い沼はショッキングなシーンがありました。
ハラワタが全部出ている死体が出てきます。
メグと一緒に次くるぞ、くるぞ、とページをめくってました。
しまいには怖くなり、めくれないようにハラワタのページはセロテープで封印もしました。
よく読めば、カゴメカゴメの童謡などミステリー要素もあり、面白い作品なのですが最終的に車庫に置きました。
何年か経ち、また読みたくなって再度購入した記憶があります。きっと車庫のは処分されたのでしょう。。
年齢が上になった私は落ち着いて読めるようになりました。ひとりぼっちだった籠女の心情など…ラストは悲しかったと思います。。
この単行本には「闇におどるきつね」と「さらわれたアイドル」という話が入ってました。
きつねの方は、こっくりさんのことで期待通り怖かったです。
問題はアイドルの方です。ホラーを期待していたのに全然違うのです。(まぁ、タイトルがホラーじゃないか、、)
1977年作品だけあってかなり古い絵柄です。
恋愛の話のような…? そうじゃないような…?
男性アイドルが、さらわれる話ですがアイドルは喜んでいるようです。
今は手元にありませんが、また見てみたいです。アイドルの話、気になります(笑)1970年代初めの少女漫画ってちょっと"おかしい"んです。このニュアンス理解してくれる人はいるかな?(笑)私は1974年生まれなので、絵柄も古臭いし…古いのは当然かもしれませんが、他の漫画家の作品を読んでもヘンなんです。
それこそがトラウマかもしれませんね(笑)
そして私が小学生の時は、本屋で漫画本にはビニールかかってなく、立ち読みできました。
私は主にホラー漫画ばかり立ち読みしてました。
日野日出志作品、古賀作品、名前は分からないけど、ひばり書房など…
いばら美喜先生の「悪魔の招待状」は面白かったですね。これは近所の女の子に借りたやつです。何巻かあったので結末が知りたいです(笑)