
上の画像は、うちにある絵本です。クリスマスツリーもない我が家ですが、毎年この時期は居間に[さむがりやのサンタ]を飾ってます。私が中学生の時に買った洋書です。そして絵本〔風が吹くとき〕の作者です。

この絵本は前から表紙は知ってました。だけど内容は知らなかった。核爆弾のことじゃないかと思ってググったらビンゴでした。
〔風が吹くとき〕ってタイトルは核爆弾が落ちた時の爆風だったんだ。。絵本が出た時は記憶でしかありませんが20年前くらいでしょうか…?。その時はスノーマン書いた人の絵本って認識しかありませんでした。
ググったりYouTubeを見るとこれはトラウマになりそうな絵本でした。
私が漫画だからって家にあった[はだしのげん]を見てショック受けたのと同じくらい小さい時に見たらガーンとくるでしょう。可愛いほんわか絵柄なのに、放射能の影響で、だんだん衰弱して、血便が出て髪が抜けて死んでいくのだから。。恐ろしいことに絵本に出てくる夫婦は放射能で体調が悪いと気付かない。牛乳がこなくても〔今日は仕方ない〕〔 雨水は一番綺麗だね!〕と言いながら飲む、出血しても〔痔だから薬局いかなきゃ〕奥さんの髪の毛が抜けても〔女性はハゲないから大丈夫だよ〕『いつまでも政府の助けがくるのを信じてる』のだ。政府が白いペンキを塗ると放射能よけになるなど言われた通にしてた夫。妻は戦争なんて他人事。視野が狭いのだ。どれだけ狭いかと言うと、核が落ちた時に『焼いてたケーキが焦げる心配をしてる』ほどの視野の狭さなんです。典型的な家庭を守る妻なのだが。
そんな平凡な慎ましい暮らしをしていた夫婦だったのに。。
政府のことを信じてた結果が放射能にまみれて死んでいく。
なんせ色々考えさせられます。