はい、片山です。


追いコン三次会のカラオケ帰り


吉井君が片山家に立ち寄りました


吉井君は三次会から話し出していた


己の悩みについて考え込んでいました


一方片山は


一次会で貰ったメッセージアルバムをめくりながらニヤけていました


沈痛な表情で思い悩む吉井


緩む口元を押さえきれない片山


(片山)

「やっぱ何度見てもいいもんだな、これ」


吉井が振り向きました


(吉井君)

「何度見てもって、今さっき貰ったばっかだろーがっ!!!」


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そ、そんなこと言うなよー(歯)


(吉井君)

「ゆーすけさんそんな呑気なこと言ってますけどね

あなたは来年も上越にいるんですから

日報杯マジで出てもらいますよ

ゆーすけさんも知ってる通り

新チームは右側が弱いんですから

右サイドでフルで出てもらいますからね

来年一年間

俺が責任を持ってゆーすけさんを一から鍛えますからっ!!!

覚悟しといて下さいよっ!!!」








どっひゃー


ハンドボールに全てを捧げる男


吉井孝一


彼の将来の夢は


サイドマスター


彼は大学4年間のみに留まらず


一生涯を賭けてハンドボールを極める覚悟のようです


そんな彼が突然表情を曇らせながらボヤきました


(吉井君)

「でも何だかんだ言って

俺も来年は忙しいんですよ・・・

中学校実習がありますし

教採試験の勉強もありますし・・・」


はっはっは


何をおっしゃいます


冗談は止めて下さいよ


あなたは実習行かなくていいですから


教採なんて受けなくていいですから


忘れないで欲しいのは


君の夢は


サイドマスター


君は実習校になんて行かなくていいんだよ


体育館に行くんだよ


君はペンなんて持たなくていいんだよ


テープを巻けばいいんだよ


君は寝ている生徒に消しゴムなんか投げなくていいんだよ


ゴールに目がけてボールを投げればいいんだよ


数多くの同世代の人間が


理想と現実の狭間で葛藤し


各自がそれぞれの現実を選んでいく中で


一点の曇りも無く


一切のブレも無く


将来の夢が


サイドマスター


二十歳を超えても尚


そんなかっこよすぎる夢を追いかけ続ける君だから


応援したくなるんです


あと一年


必死に着いて行きます


ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします



「1クールのレギュラーより1回の伝説」