伊豆半島の東側では、温暖な気候を利用して柑橘類の栽培が盛んだ。秋から春にかけてみかん狩りができる農園も多く、先月、家族で訪ねてみた。
熱海、伊豆高原、稲取、河津。
どのエリアにするか、値段や品種を比較、さらには天気予報とにらめっこし、行き先を稲取の“収穫体験農園ふたつぼり”に決定。
ここでは、時期ごとにさまざまな柑橘類を育てており、早生みかんが10~12月、青島みかんは12月頃が旬。
以降、1月はポンカン、2月はいよかん・はるか、3月は清見オレンジ、4月はニューサマーオレンジなどが食べ頃となるらしく、今回はいよかんとはるかを思う存分堪能した。

いよかんは外側の厚い皮に切り込みを入れて剥き、内袋は各々手で剥く。甘い果汁が滴り落ちて手がべたつくが、おいしさを前にしたらもうそんなの関係ねぇ。
うちは家でも柑橘類をよく食べるので、息子たちも皮剥きは手慣れたもの。
ものすごいスピードで消費されていく。
はるかは八ツ切にして、外皮を残しながら果汁をすするという贅沢食い。
切ったそばからなくなっていくが、すぐさま長男が狩りに出て、次から次へと腹に収めていった。

はるかはいよかんに比べるとスッキリとした味わい。見た目に反して酸味はほとんどなく、やさしい甘さだ。
男性陣にははるかが人気で、剥かずに食べられる楽さも相まって、後半ははるかばかりを食べていた。
昼食を取らずに訪れたため、いくらでも入る。
もいだ実がキリのいい数を迎えるたび、このくらいにしとく?といいながら、いやまだいけると食べ続け、ついにはいよかん16個、はるか24個の計40個を平らげた。
とてもおいしかったのでお土産にもいくつか購入。はるかは少し寝かせると味に深みが増すとのことで1週間ほど経ってからいただいたが、確かにまろやかな甘みが感じられた。
ちなみに、こちらの農園では、つるし雛で知られる稲取にあることから、立派な「雛のつるし飾り」を展示している。
女の子の健康と幸せを願い、江戸時代から伝わる風習。無料で見られるので稲取を訪れることがあればぜひ。
今月中は他でもまつり開催中の様子。
いちご狩りも楽しい季節。
こちらは昨春お邪魔した小島農園。
とちおとめ・とちあいかの食べ比べができておすすめ!
https://www.rubyonthefield.com/1人50個くらい食べたかしら^^
旬の味覚をみんなでワイワイ食べるのってホント幸せ。こんなときは摂取カロリーは気にしないことにして、大いに楽しみたい。

