私達夫婦のスマホデビューは遅かった。

理由は単純。

家に各自パソコンがあったため調べものはそれで事足りたし、まだ周囲ではメールでやりとりする人も多くガラケーでもさほど困る場面がなかったからである。


ところがとある年末、関西某所の義実家に車で帰省していたときのこと。年が明け、自宅へ戻る予定の日に、何と折悪く大雪予報が出てしまったのだ。
実家にパソコンはなく誰もスマホを持っていない。出発直前までNHKでdボタンを押し、地域情報から交通状況を確認するしかなかった。

子供たちが寝ているうちに移動したかったため夜の出発。事前に冬タイヤにはきかえておいたものの、名神が規制されたら…。

タイムリーな情報が得られないとこういうときに困るのだな、とまぁ、そんな経験を経て、スマホの必要性を悟ったのだった。

さて、長い前置きとなったが、今となってはほとんどの人が所持するそのスマホで、大抵のことは調べられる。それどころか買い物もできて電車にも乗れて、本当に便利すぎる世の中だ。

しかしながら、これだけ便利になっても自分で調べることもせず、易々と他人に聞く人がいる。
親の世代はいい。代わりに調べてあげることに別に何の面倒も感じない。
だが、機器を使いこなせるはずの人達が自らやらないのは解せない。

こういう人はえてして、調べればわかることを調べないし、然るべき人に確認すれば済むことを確認しない。さらにはこちらが手間と時間をかけて得た情報までをかすめとろうとする。


私は、こういう人を心の中で情報泥棒と呼んでいる。時間泥棒でもいい。


あなたがいま気軽に聞いてきたその質問、答えを出すのに私は何日もかけたよ?それを簡単に教えてもらおうするんだね。情報はタダじゃないよ。時間も無限じゃないよ。

いま、具体的に思い浮かべている人が3人いる。
2人は実在するママ友。今まで何度もいろんな質問に答えてきたけれど、簡単に聞くわりにアドバイス的なこと求めるくせに、結局何も反映されない。じゃあ聞くなよ、と。真剣に答えた時間を返してほしい。

もう1人は、私とは直接関わりのないアメブロ界での有名人。いつもわざとらしく読者からのコメントを求めているけれど、返答は誠実さを欠くものばかり。承認すらしない場合もあるとかないとか。

てか、それ本当に知りたかったこと?アクセス目当てでコメクレしてるんじゃなくて?

この3人に言いたい。

本当に知りたいことなら

安易に人に聞くな!

自分で調べろ!

労を惜しむな!