私、実家は神戸です。

29年前はドイツ・ハイデルベルグに暮らしていました。

 

 

ドイツと日本の時差は8時間。

日本が先行しています。

なので、

友人からの電話におどろいたのは、

ドイツの

1月16日の夜10時ごろでした。

 

 

「日本でさっき

大きな地震が起きてね、関西なの。

(彼女は関東住まい)
まだ何が起こってるのか

はっきりわからないけれど、

とにかくしずえさんたちに

連絡したほうがいいと思って」

 

 

「えええ!ありがとう。

実家に連絡してみるね」

私たちはそれぞれの実家に

おおあわてで電話しました。

 

 

ものすごく幸運なことに、

どちらの親も電話に出てくれた。

その後すぐにどちらも不通になりました。

 

 

双方、何が起こっているかまだ

わかっていない状態です。

「とにかく体は大丈夫だから」

「うんうん、よかった」

 

 

とっても短いやりとりでしたが、

この電話のやりとりが、

その後ずっと、私たちのメンタルを

支えてくれたの。

 

 

それから、

日本の、関西の、神戸の、

育った町の惨状が、

次々に

ドイツのTVニュースでも

報道され始めました。

 

 

「町がえらいことになっている。

でも、両親はなんとか生きている」

と思うことができた。

あの電話が通じていなければ、

何をおいても即刻、

日本に帰国しようとした、と思う。

 

 

電話をくれた友達には

いくら感謝してもしきれません。

本当に、ありがとうね。

 

 

災害時のニュースは、

もちろん必要な情報がたくさんある。

 

 

でも、離れた場所にいて

なすすべもなく、

流される映像を見ていると
胸がギューっとなって、

息がしにくくなる。

 

 

自分には祈るしかできないんだ。

小さい小さい存在なんだ。

って思い知る。

 

 

あのときの倒れた阪神高速や

ぽっきり折れたビルや

火の消えなかった神戸の町や。

今、しっかり修復しているのをみると、

日本の力を感じます。

 

 

能登半島地震。

被災地におられる方が、

どうか少しでも

暖かい場所におられますように。

🙏

 

 

がんばろう!日本🇯🇵