哀れなるものたち
2023年 イギリス
監督:ヨルゴス·ランティモス
出演:エマ·ストーン
ヨルゴス・ランティモスの映画は一応全部見ているのだが、映画の出来はともかく面白いシーンを考える人だなと思う。抑揚の無い平易な展開でぼーっと見ていたら、突如変なもんをねじ込んで来る。エロかったりグロかったり、どぎつかったり馬鹿馬鹿しかったり。あ、この監督普通じゃないなと分かって、目は離せなくなるのだ。退屈だなと思っても、何が起きるかわからないからね。
この映画は初の原作ものらしく、そのせいか初めて退屈はしなかった。章ごとに分け、世界を翔ける展開に奇抜な舞台装置と衣装の数々、そして予測不能のヒロイン・エマちゃん。見た目は大人、頭脳は赤ちゃんの彼女が、経験と体験を重ねて成長していく女性の冒険談って感じ。ただ性的に奔放過ぎるのにエロくない、妙さ加減がこの監督らしいというか。エマちゃんもこんな変な役よくやったね。アカデミー賞ぐらいやらないと。
まあ、いつもみたいに途中で放り投げるような展開じゃなくて、起承転結つけてくれたのも良かった方かな。やっぱ苦手な監督だけど、これからも見ると思うけど。
20240206 大洋劇場3