子どものころ、テレビの前で夢中になって冒険した記憶が今も鮮明に残っています。


「ドラゴンクエスト」シリーズ――勇者となり、仲間とともに魔王を倒す旅。

初めてスライムを倒したときの達成感、レベルアップの音に胸が高鳴ったあの感覚。


そんな思い出の名作を、ついに子どもたちと一緒に楽しむ日が来ました。

10月30日に発売された『ドラゴンクエスト1&2』を購入し、親子でプレイを始めたのです。


きっかけは、子どもたちが「スライムってかわいいね」と言い始めたことでした。


おもちゃ屋さんやYouTubeでスライムのキャラクターを見かけるたびに「この青いのなに?」と聞いてくる。

その度に「これはお父さんが昔戦ってたモンスターなんだよ」と説明していたのですが、

ついに実際にゲームの中で見せると、二人とも目を輝かせました。


「ほんとにいたー!」「これたおすの?!」

そんな無邪気な反応を見ていると、自分が子どもの頃に戻ったような気持ちになります。


今回の『ドラゴンクエスト1&2』には、すべての文字を“ひらがな表示”にする設定があります。


これが子どもたちにとって本当にありがたいポイントです。


まだ漢字が読めない娘も、

「まほうを つかった!」

「スライムを たおした!」

と声に出して読めるのです。


おかげでプレイ中は“読みの練習”にもなり、一石二鳥。

文字を追いながら冒険が進んでいくのは、まるで“遊びながら学ぶ”時間です。


子どもたちはまだ戦い方がよく分からないので、


「どっちのこうげきがつよいの?」

「スライムってなにたべてるの?」

と質問攻め。


そんなやり取りも、昔は自分が父に聞いていたことを思い出します。

あの頃はゲームの中の冒険が、自分の“人生の教科書”のようでした。

勇気、努力、仲間とのつながり――。

今思えば、ゲームを通してたくさんの価値観を教わったのだと思います。


そして今、子どもたちにその“冒険心”が受け継がれていく。

「勇者の意志」という言葉が、少し現実のものになった気がしました。


子どもと一緒にゲームをするというのは、ただの娯楽ではなく、


「世代を超えた共通の物語」を共有することなのかもしれません。

かつて自分が感じたワクワクを、今は子どもたちが感じている。

その瞬間に立ち会えることが、親として何よりうれしいことです。


これからどんなモンスターと出会い、どんな冒険が待っているのか。

親子三人の“ロトの旅”は、まだ始まったばかりです。