ビーフサードルフ -3ページ目

ビーフサードルフ

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俺「ってお前らかよ!驚かせんな!ブヒィ」

Tろう「それはこっちの台詞だよ。いきなり凶器をもって襲いかかるなんて。組織の奴らかと思ったよ」

俺「組織の奴ら?…やっぱりこの小学校のどこかに基地があるのか」


Kすけ「…あぁ、そうだ。よく分かったなれんた」

ゆかりのある場所と夕方のあの冷たい視線がここに基地があることを確信させた。


俺「体育館、プール、タイヤ公園、つきやまは調べたが基地の入り口のような所は見当たらなかった。校舎の中には鍵がかかって入れない。一体どこに基地があるんだ」

Kすけ「それは俺らにも分からない。だから今日も探しに来たんだ。」

俺「今日も?」

Kすけ「…あぁそうだ。毎日この時間にここに2人で来て調査している。」

T「まぁいつも収穫ゼロだけどね」

俺が夜中に家で二次元萌えしている間に2人はそんなことをしていたのかと思うと情けなく思えた。

Kすけ「でも今日はお前も来てくれた。なんか今日なら基地を探し出せそうな気がするんだ。」


その言葉に少し救われた気がした。

Tろう「とりあえず探そう。夜明けまで時間がない。」


そして俺たちは小学校の至る所を調べ始めた。

AM3:00

3人は最初は必死に探していたが、やはり怪しいところは見当たらない。次第に思い出話に花を咲かし始めていた。

Kすけ「やっぱり夜の小学校っていったら鬼ごっこだよな」

Tろう「あのサークルは最高だったよな」

Kすけ「あぁ!そうとも!    …だけど、当初150人いた部員も今じゃほんの数人だ。」


部員って。まぁあれはサークルの域を超えて一種の部活動といった方が正しい。疲労感がまず凄い。俺は好きだけど。


Kすけ「ここでやった鬼ごっこの一番の思い出は?」

Tろう「思い出というか、あれいつも鬼れんたからだよな。あれいつも不思議に思うんだけど、なんでだ?」


俺「ただ運が悪いだけだろう。別に君たちが仕組んでいるとは思えないし。」

Kすけ「仕組むとかはまずしないから、やっぱり運が悪いんだろうね。ってか、やっぱり西校舎の周りの鬼ごっこは格別だね」

Tろう「結局いつも範囲が全部になるけどな」

俺「フェンス超えて外に逃げて行く奴もいるけどね」

KすけTろう「それはない」


俺たちは真夜中の小学校で笑っていた。


楽しい。やっぱり友達って良いな。大学でもこうやって話せる友達作ればよかった。


Kすけ「でもやっぱり一番はあれだよね」

Tろう「なんだっけ?」


Kすけ「あれだよ、平子のやつ!」

Tろう「あぁ、あれはやばかったね、俺らプール小屋に隠れてたら鬼の平子がニタニタ笑いながらカチャ って扉開けて入ってきたやつね」


ピキィーン!!


俺たち3人は目を合わせた。



基地はプール小屋だ!

プールは調べたがプール小屋は調べてない。


俺たちはタイヤ公園からプール小屋へ走った。


もちろん俺が一番速かった。


プール小屋に着いた。


いつも以上にプール小屋が大きく、そして不気味に見えた。

確証は無かったが、ここに基地があるという自信はあった。


さて誰がこの扉を開ける?    

そこに4年1組と書かれたボールが落ちてあった。


Kすけ「これでリフティングして負けた人が小屋に最初に入ろう」


望むところだ。リフティングならスマブラと同じくらい自信がある。


じゃあ俺から始めるよとKすけは言った。

そこでTろうの顔が暗闇の中でニヤッとしたように見えたが、多分気のせいであろう。


じゃあ行くよ!




あっ…


ファーストから勢いに乗ったボールは俺の膝の方に向かってきて、次の瞬間地面へと落下した。

俺としたことがミスをした。


Tろう「よし、じゃあれんた入ろう」


怖かった。以前はホラー映画なども何本も見てきたが、何も怖くはなかった。しかし、実際真夜中に得体もしれない組織がこの小屋の中で動いていると思うと手足が震えてしまっていた。


俺「よし入ろう」


扉のとってに手をかけた。

鍵はあいていた。



俺たちはそおっと中に入った。中には塩素の香りとビート板がぎっしり並べられていた。


T「なんだ何もないじゃん」


俺らは落胆した。ここにあると思っていたのに。


そこにカチャっと誰かが小屋に入ってきた。



続く。