4月22日まさかの入院。

その日は泌尿器科の診察の日毎月行なっているバルーンの交換作業の日。

その日はいつも通り普通に作業してると思いきやなかなか作業が終わらない。

バルーンの管を膀胱まで入れて先端のバルーンを膨らませる作業だ。

それが一発で決まる可能性は五分五分なイメージ。

一発で決まらなきゃカメラを使って入れるらしい。

その時は全部の作業が時間掛かっていて誤魔化すかのようにいつもあんまりやらない膀胱洗浄までかなり長い時間やってたし、よくよく聞けば血が止まらなかったらしい。

そして、多分入院はないと思うから1時間くらい止血するまで休んでいて欲しいと。

まぁしょうがないけど子供たちの帰りの時間とかぶってしまうので妻の母に急遽お願いしなきゃいけないことに。

しょうがない事だけどいい気持ちはしない。

1時間後病棟について待っているととんでもない寒気がやってきて絵に描いたようにガタガタ震えてきた。

とりあえず毛布をくれって言っても毛布がない、タオルケットならあるって言うからそれでいいって伝えてもなかなか来ない。

妻もあたふた。

とりあえずもう一度聞いてきて伝えると、ちょうどそのタイミングで看護師さんがやってきた。

熱も四十度あったので別の処置室で1時間くらい点滴やってからまた膀胱洗浄をするらしい。

もう体調も機嫌も悪いから管を入れるなら初めからカメラを使って入れてくれって。

でも先生はカメラを始めからやると逆に傷付けることもあるからって自分のやり方を変えたくないみたいだ。

で、1時間が過ぎどうするかなってみてたら膀胱洗浄をすることに。

しかもそこではカメラを使えないらしい。

もうアホくさって思って任せてみたけどやっぱり膀胱まで辿り着けず泌尿器科の処置室に向かう事に。

カメラを使えばすんなりとはいかなくても半分以下の時間で終わるのになぁ。

その日はずっと四十度近くの熱だったので入院する事になった。

それから数日そんな調子が続いた。



また妻に嫌な思いさせてしまった。

あんなブルブル絵に描いたように震える姿を見せて、四十度超えて死にかけた姿を見せて。

妻には何にも出来ない無力感みたいのも感じさせたと思う。

でも妻がいて何より心強かった。

俺は俺でラッキだったよ!