買い出しに行ったスーパーで

訃報を聞いた。 



全身に癌が広がってるの。
初めて聞いたのは
4月の出会いの日だった。

中1の息子さんには
知らせてないと言っていたが、

九月に入って
身体がしんどくなり
伝えたようだと、
人づてに聞いた。

最期はおうちで。



悲しくて、崩れそうになる

レジに行く

涙が出てくる

どうして
こんな日に限って
山ほど買い物したんだろう

早く早く帰りたい。
涙を堪え、でも涙がこぼれる。

スーパーで泣くなんて、
恥ずかしいと思う もう一人の私。

車に乗り込み 
一人になれた瞬間に 嗚咽した。

帰らなきゃ
運転して、家に帰らなきゃ

ようやく、たどり着いた家の駐車場で
今、私は、まだ、動けずにいる。


この日は、今日は私にとって特別な日だと
ずっと前からカウントダウンしていた。 

80歳まで10000日



80歳まで生きれるとしたら
あと10000日

意外と短いと感じていたが、、
そうじゃないんだ。

命の終わりはいつか、なんて、わからない

彼女とのLINE に
私からの未送信のままのメッセージが
残っていた。

体調どう?


送らなかったメッセージに、

続けて、想いを書いて
送信した。

だけど、もう届かない。

ご冥福を祈る。心から祈る。


車の中
どのくらい経ったのだろう
1時間?わからない。


でも、もう家に入ろう。

買い物した
冷蔵のものが気になりだした
そんなもう一人の自分。
 
悲しんでいる私に
時折、登場してくるもう一人の私
そいつは、状況を見渡し冷静だ。


生活がある
生きる 活きる 息切る

体があるうちに
命があるうちに
したい事はなんだろう。


命は有限

深く深く 思った出来事。


今の気持ちをここに記す


9月17日


✳︎✳︎✳︎✳︎



そして2日経ちました



あなたの告別式が始まった時刻
九月というのに
夏のようにジリジリと太陽が
照りつけていたよ。

極楽
極めて楽しく

極めて楽な場所に


旅立った友を球場でしのぶ


野球当番。

私の体は日常を過ごしているけれど

心は 何度もあなたを想う。







合掌