星が美しい
空気が澄んだ土地に
貴女はいると言った

私の住む土地からは見えない
星が燃える揺らめきが
貴女には見えてるのでしょう

雪にうつる月明かりの美しさは
ここからは見えない

熱を帯びた赤い土の上
スモッグに満たされた大気の中
侵されないよう小さくうずくまり
貴女の便りを待つしかありません

貴女が紡いだ糸が
私のあらゆる臓物を絞める
その度に

この身体が
貴女のものになるのを感じるのです

恋とは言えず
愛でないのなら
この肉が欲しているものは
何なのか

私はその答えを
知りたいだけ
なのかもしれません







死ぬ気とか言う口は、きっと死を知らないのだろう。

生は死程軽くない。
生きる方が死ぬよりよっぽど難しく、苦しく、恐ろしい。

今だからではない。
日本人は昔から、恥を晒して生きるよりは死ぬ方を選んだ。
栄誉の死を得る事は不幸ではなかった。

死ぬ気とは何なのか。
命を懸けろという事なのか。
死ぬ気とか言う口は、きっと死を知らないのだろう。
死ぬ気とか言う口で、命を懸けた人を私は見たことがないのだ。

墨の切れたペン先で

白い紙に傷を付ける


何かを書きたい

しかし何を書くのか

この欲求は何と言うのだろう


つくると言う行為は不思議だ

産まれて間もなく人は物を作り壊し出す
誰から教えられた訳でもなく
ただ作り、壊すを繰り返す

物をつくると言うことは少しばかり知恵がついた我々にとって、子孫をつくるのと同じ行為なのかもしれない。

生存欲求

私が紙を傷付けるのは
死にたくないから


少しばかりひねくれた人間のなかで
更にひねくれた私は

私でもよく分からないが嫌いでない