フトアゴヒゲトカゲを亡くしました。亡くなる前の症状は順番に(おそらくこの時から)貧血→便秘→拒食→吐き戻し→血便(薬を飲んでから発症)でした。病院での血液検査は重度の貧血でした。血糖値の数値が異常に高かったのですが、原因は不明とのことでした。血便はタール状でほぼ水のような状態でした。
便秘は病院に行って解消できたのですが拒食が治らず…。顎が常に黒くかなり辛かったのだと思います。治してあげれずに悔やむばかりです。
このページに来た方はもしかすると同じような症状のフトアゴがいて、ネットで情報を調べているのではないかと思いますが、私は便秘についてはあまり詳しくありません。温浴やレプラーゼなども効果がなく病院に行って、やっと糞をしました。出たものから床材は出てこなかった為、やはり偏食や貧血、脱水が原因だったのだと思います。そのため便秘については手っ取り早く病院に行って診てもらうのが1番だと思います。そのまま拒食になってしまう前に診てもらってください。
アダルトのフトアゴは野菜を食べさせることが重要です。虫や人工フードばかり食べさせすぎているといずれ病気になり、短命にさせてしまいます。野菜嫌いな生体も野菜を食べるように訓練をしてください。健康なフトアゴならば多少絶食させるのも手だと思います。食べてもいい野菜は調べれば出てきます。 野菜を食べさせる工夫などもYouTubeにありました。少しでも長く一緒にいるために、フトアゴの健康のために新鮮な野菜を食べさせてください。
次に貧血についてです。まず貧血のフトアゴは口の中、舌が真っ白です。通常健康なフトアゴはピンクの舌で唾液もベタベタしていません。見た目には元気そうに見えても貧血であることがあります。放っておくと取り返しのつかないことになります。定期的に口の中を観察することをおすすめします。
貧血だと分かった場合は犬猫用の鉄分サプリ(一日0.1ml)を飲ませてください。私は吐き戻しをした際に貧血だと分かりネットで調べてこのサプリを飲ませ始め、舌の色だけはある程度回復しました。こちらは病院でも処方されました。
サイペット (CYPET) FCVリキッド 30ml
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@amazonJPより
飲ませ方ですが、口の横を少しめくるようにしてシリンジを差し込むと嫌々ながら口を開けて飲んでくれます。本当は口の先に垂らしてぺろぺろと舐めさせるのがいいように思いますが少量なので問題ないと思います。1ml程度の小さいシリンジは量も測れるのでおすすめです。(シリンジは薬を処方されたときにも貰えます)
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貧血が軽症であればサプリや鉄分多めの食事だけで回復した事例もあるようです。
拒食については治せませんでしたので書くことは特にありません。病気の拒食と、餌に飽きた、もしくはストレスなどの拒食ではまた違うと思います。後者であれば工夫すれば食べてくれるのではないでしょうか。強制給餌は最後の手段なので、自己判断でやるのは危険です。私のフトアゴの拒食も食べても消化できないから食べないという意思表示でした。
代謝がゆっくりなので悪くなるのも良くなるのも遅く、気付いたらどうしようもない状態になっていたりします。少しでも不安があればすぐ病院へ。やたらと高額なイメージもありますが電話で料金を自前に聞くこともできます。金欠の場合は獣医師と相談してください。症状を伝えた上で触診でもわかることはあると思います。個人的に爬虫類の場合は特に症例が少ないので疑問を感じたらセカンドオピニオンも必要だと思います。
みなさんのフトアゴが健康になりますように。