『現実は妄想よりもっと気持ち良いんだよ』

過剰妄想少年 (POE BACKS/BABYコミックス)/ふゅーじょんぷろだくと

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大野(おおの)くんの特技は"ノット•ハンド•オ×ニー"!
自身の妄想によって、触らずとも射精までできるという離れ業で、一人充実したスクールライフを過ごしていた。
そこに、クラスの人気者、暮島(くれしま)が急接近してきて――?
周りの女子も巻き込んで欲望と策謀が駆け抜ける、青春。


(※感想にネタバレを含みます。ご注意下さい※)

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表紙とタイトル、紹介文の「ノットハンドオ×ニー」とゆう言葉が非常にインパクトのあるこちらの作品w

新しい切り口、って感じで、面白かったな~(´∀`)


ブラックな執着攻め(暮島)×根暗で妄想過剰な受け(大野)

大野くんは授業中に色っぽい先生や女子の妄想でオ×ニー→射精までしてるのですが、そのことが隣りの席の暮島にバレてて、「目の前でやってみろよ」と言われたことから、暮島に妄想がすり替えらて…とゆうお話です。


まず、触らずに妄想だけでイクとか…、どこの仙人かと思ったよね(・∀・)
神業すぎw
しかもちゃんと替えのぱんつまで用意してるとか、準備良すぎでしょ。
でもこの日は忘れちゃって、「しくった」って焦ってる姿は普通の高校生っぽくて可愛かったw

そんな大野くんを隣りの席でロックオンしてる暮島の、舐めるような視線がイヤラシイ。
あげくに大野くんのささやかな(?)妄想を、言葉に変換することでとりあげて。
この子絶対BL小説読んでるでしょ~って感じの、この上なくえっろい言葉攻めでしたw


暮島に実際触れられた後の、大野くんの追いつめられ方が、すごく緊迫感があって良かったです。

暮島との距離は離れたはずなのに、心がどんどん暮島に吸引されてく焦りと反発。

知らないふりしてただけだと、認めた時のゾクゾクするような快感。

ひたすら大野くんの内面だけが語られるんですが、読んでて引き込まれましたね~。すごかった。この子絶対、精神的Mだw


全体的にブラックで緊迫した空気が漂っていたので、最後の暮島のデレ(「俺以外で妄想すんな!」)にちょっとホッとしました。


で、描き下ろしがですね~、これまた激エロなんですよw

暮島のをフ○ラりつつ、自分のは妄想で暮島が同じ動きでフ○ラってるの。
なにこの倒錯的なエロスは。なっちビックリよ。

そうやって大野くんを気持ち良くさせてる「大野の妄想の中の自分」に嫉妬しちゃう暮島も可愛かった( ´艸`)

本編の暮島はひたすら怖かったので、描き下ろしでだいぶ緩和されてて良かったです。


あと、この本に試し読みで挟まれてた、井戸きぼうさんの「夜はともだち」がSMの話でめっちゃ面白そうだったので、11月の新刊に加えなくては(^-^)




読んでくれてありがとう(^-^)/黄色い花
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