SEX TRUCK ROCK’N’ROLL (花丸コミックス・プレミアム)/白泉社

¥702
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トラック運転手のヒデは事情あって同僚の弟と謎の男を同乗させるハメになる。
散らかる車内、仕事の邪魔、ピクニック気分の二人に気の休まらないヒデだったが、次第に仲間意識も芽生え─運ちゃん、ロッカー、柳腰で送る青春爆走24時!

*****

楽しみにしてたへび子さんの新刊です~♪

トラック野郎(運輸男子w)が主人公だからかな~、へび子さん史上、最高にアツくて、クサかったです!!w

だって、帯からしてもうw
「男3匹オン・ザ・ロード
 乗・ら・な・い・か 」てwww

暑苦しくて、笑ったわ~~www
この文字はへび子さんの手書きだそうですw


1冊全て表題作。
わかば荘みたいな短編も楽しいけど、私はやっぱりこうゆう方が好きだな~。
人物の背景もしっかり描かれてるし、読み応えありました。

表紙はオールドアメリカンなPOPで明るい雰囲気なんだけど、中はいつものようにへび子さん独特の切なさや、なんとも言えない哀愁漂う場面もあり、そのバランスはさすが。
コテコテだな~と思いつつもwズッポリこの世界観にハマってしまいます。

ほんとに、昭和の日本映画を観てるようでしたね。

でもやっぱりそれが、へび子さんの持ち味で。

義理人情、夢を見ることの大切さ、青春のキラキラ……そうゆうものを照れなく、真っ向から直球で描いています。

ちょっとCOOLだったり斜に構えたりするのは、へび子さんにとってはカッコ悪いことなんだろうな~と思うくらいの、真っ向勝負w
へび子さんのその姿勢が、私は清々しく感じますね。漫画は暑苦しいですがww(←褒めてますw)


あと、大好きな小ネタが満載で、超うれしかった!!(≧▽≦)
所々クスっとキマしたね~♪♪
そうゆうのをいちいち拾いたいのでw、読むのにすごく時間かかりましたが、すごく楽しかったです☆


(※以下感想ネタバレします。ご注意下さい※)

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トラック野郎でリーゼントのアニキ・ヒデは、ひょんなことから同僚の弟のトミー(ロケンローラーw)と、謎の男・さくらを車に乗せることになる。

長距離トラックでの長旅を過ごすうちに、互いに迷惑かけたり助けられたりしながら、仲間意識が芽生える3人。
それぞれに事情を抱える3人が行き着く先は…とゆうお話。


まずね~、アニキと呼ばれるヒデが、すごくイイ男でしたね( *´艸`*)

だって、ツナギがエロイんだもん~w
しょっぱなのヒデの、ツナギの上の部分を脱いで腰に巻くやつ、あれで既にふぁッ゚・゚*・(゚O゚*)oとなりましたからねw
上はもちろん裸ですよ!エロイB地区ですよ!w

で、このヒデがいつも迷惑かけられてるトミーと、素性もわからないさくらを、何も聞かずに車に乗せてあげるんです。
2人が行く宛もないヤツ(トミー)と、嘘つき(さくら)とわかっていながら。
なんか、懐の深いイイ男だよ~。

ヒデは、困ってる子はほっとけないし、仲間が困ってたら必ず助けに行く、情の厚い子なんですね。(もちろんゲイにもモテるw)

とゆうのも昔、この仕事に誘ってくれて、一緒に組んで仕事をしてた先輩が、いつの間にか薬に溺れて、廃人になってしまった過去があって…。

恩のある先輩の変わった様子に気づけなかったヒデは、ずっと自分を責めてたんです。
だからヒデは、周りを良く見るし、何かを頼まれると嫌とは言えないんですね。
そんなヒデの周りには、自然と人が集まってきます。


トミーは夢見るロケンローラーw
ヒデの同僚の弟で、前にもヒデのトラックに乗せてもらって、散らかし放題した模様w

この子はバンドを組んでたんだけど、音楽性の違いと、メンバーであり親友の子に失恋して、バンドを飛び出してきたんです。
特に宛てもなく、ヒデのトラックに乗せてもらいます。

そうこうしてるうちにバンドには新しいメンバーが入り、帰る所がなくなるトミーが切なかったな~。
自分の居場所がなくなるって、すごく辛いことですよね(>_<)

でも!トミーが旅の最中に作った曲(すごいヒドイ歌詞w)がまさかの業界の人の目に入りw、トミーは夢を掴めそうです♪

このトミーはね~、若くて、とにかく突っ走ってて、可愛かったですね。
夢を追うことを許されてる若さが、ちょっとうらやましいな~って感じちゃいました。


さくらは、ヤ○ザの情夫で囲われの身だったんだけど、自由を求めて逃げてきます。
そんな時に、何も聞かずに車に乗せてくれたヒデ。
これは惚れちゃうよねw

さくらはゲイであることを隠してないし、お風呂場でヒデにふざけて触ったりもしてるんだけど、なんだろう、この人は初めからいろんなことを諦めてる大人で、ちょっと胸が痛みましたね…。

さくらの過去話が特に切なかったです。
小さい頃から盗癖があって、同級生の股間を触る癖もあった。
どちらも親にものすごく怒られるんだけど、さくらは何がいけないのかわからないんです。

なんか、盗癖はともかく、もうひとつの癖がとても悲しかったな~…。
たぶん何がいけないのか説明もなく、頭ごなしに叱られてるんですね。
でもさくらにとっては、それは空が青いのと同じくらい自然なことで…。
なんか、上手く説明できないけど、叱られる小さなさくらがものすごく可哀想で、悲しかったです…。


さくらには追っ手が迫るんだけど、そこはヒデとヒデの仲間達が助けてくれて、最後は爽快なカーチェイス♪


その後の、ヒデとさくらのえっちは激しいです( *´艸`*)
へび子さんのえっちシーンは勢いがあって好きだな~~。
カッチーもそうだったけど、リーゼントが崩れた時のエロさはハンパないww
さくらの柳腰も、しなっててエロかったわ~ww


…途中、ヤ○ザに絡まれた同僚のおさむをトラック仲間と皆で助けたりする所は、吉本新○劇か!とツッコミたくもなりましたが、そんな感じでドタバタしながらも、最後には明日への希望が溢れてて、あ~やっぱりへび子さんだな~と。

なんかへび子さん読むと、最後はすごくあったかい気持ちになれるし、元気になりますね!
ビタミンBL!w


今はわかば荘連載してるみたいですが、単行本になるの楽しみにしてます♪


あ、あと、作中に出てきたエラ・フィッツジェラルドの「マイハピネス」
ロックかと思ったら、とってもメロウなジャズバラードで、ヤラレタ~って感じでしたww
読んだ人はぜひ聴いてみて下さいね~♪
私はこの作品の印象が変わりましたw

Ella Fitzgerald - My Happiness→


*****

最後に、恒例の笑った小ネタw

・トミーの兄のヤマがヒデに差し出した、あんこシェイクwもちろんセンチメンタルジャーニーで買ったのよね?w

・トミーのヒッチハイク「Please Go to Hell!」、噴いたわww

・2話の扉画に「OKADA DONUTS ワオ!」再来ww へび子さんコレ好きね、私も大好きww
メンズアンアンの表紙もヒドイーw

さくらカレー好き過ぎw 喘ぎながらの食レポやめてーww

トミー = もみじ饅頭w はじめ=肉まんを踏襲ww

・ヒデと一緒にお風呂に入るさくら。
「どうせ俺は言いつけ守らないクズだよ 男のおち○ぽ触りたいゲスだよ」つーん、がツボった!!超可愛い!!(≧▽≦)

・ヒデと朝日を見るさくら。朝日が奇麗過ぎてキレるw
「ひとりで見るなんてオ○ニーみたいだよ!もったいない!」って、アナタの例えがもったいないわww

・お別れするトミーへの贈り物、「学ランマッフィー下はいてないver.」キセキのかぶりw
もうツッコミどころ満載すぎて、どうしていいかわからないww


…ふぅ、今回はたくさんありましたねw
私の今回のウルトラヒットは、学ランマッフィーでした☆




読んでくれてありがとう(^-^)/黄色い花
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