縄がなくても大丈夫 (花音コミックス)/芳文社

¥630
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縄です、ナワ~~~。
シュールですねぇww
初めて読んだ時は、なんじゃこりゃだったよ~。随所に笑いはあるけれども。

正直、何が言いたいのかよく伝わって来ないけど、まぁ「考えるな。感じろ」でいいのかな~と。

で私が感じたのは、この作品は「幾三くんが他者を受け入れていくストーリー」なんだと。
つまり縄がなくても大丈夫になるまでのお話…って題名そのまんまだね~www

それにしても、脇役のくせにムダにイケメンな赤亀と、主役なのに全然魅力的に描かれてない佐々木がもう既にウケるw
SHOOWAさん自由だわ~と思いましたねww


※以下感想ネタバレします。ご注意下さい※


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1話目「有徳オカルト研究部」はとにかく細かい笑いが散りばめられてて、面白かった~w

吸引力がダイ○ンとかね、赤亀によるオトゲー回想とかね。
香坂の「内申のためならAV出ちゃうタイプだよ…俺…」とかね。
特に手書きのツッコミ部分が面白かったかも~w

中でも一番吹き出したのが、佐々木が台車に乗せられて
「やだよ!1人にしないで!」
「やめて!先入ってる俺!」
のとこ。くだらなくて笑えたわ~www

なんかよくわからんけど、SHOOWAさんが楽しんで描いてるみたいだからま~いっか~ってゆう、ほのぼのした気持ちになりましたね( ̄∀ ̄)


2話目から佐々木と幾三くんのお話が始まります。
1話目で佐々木を縛った幾三くんが、積極的に佐々木に近づいていくんですね~。

幾三くんのおうちでフ○ラしてた時にお母さんと鉢合わせしちゃうところ。
ここ、この漫画の肝だと思います~。

自分の子供をそんな子とつき合ってもロクなことないって言うお母さんに、佐々木が猛烈反発して、幾三くんをかばうんです。

で、出て行った佐々木を幾三くんが追うんだけど、今までまったく無表情だった幾三くんが、初めて人らしい表情を見せるんですね~。

ここからエロイことしながらもどんどん2人の距離は近づいていきます。
幾三くんも少しずつだけど表情が豊かになってきて、佐々木のおうちに泊まりに行ったりもしちゃいます。

そのうち佐々木以外にも友達ができたり、肌身離さなかったカエル(くまと幾三くんは言い張ってたけどw)を持ち歩かなくなったり、幾三くんがどんどん外の世界と関わりを持って行くようになります。

最後の方には幾三くん笑うようにもなってて、幾三くんの笑顔を見た時、あ~この子良かったね~と素直に思えましたね。

自分の殻に閉じこもって、母親にも理解されなくて大きな家に一人ぼっちでいた幾三くんが、佐々木に出会って初めて他人といることに居心地の良さを覚えて、そこからどんどん外の世界を受け入れて行く。
そんな物語だったのかな~と思います。

描き下ろしは、10年後の再会。
2人が別れてたのはちょっとう~ん、と思ったけど、幾三くんなんと接客業なんだね~。
いやはや、ビックリしましたよ。人は変われるものですな゚・:,。゚・:,。★゚




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