19歳の頃に体験した怖い話。
友達と遊んで解散をしたのが23時過ぎ、軽い気持ちで近道だしって事で病院の駐車場を抜けようと
歩いてたらその病院内にある小さな公園で三輪車に乗ってる男の子、当時は病院だし入院してる子
がお母さんと遊んでるんだろうな、、、って何にも深く考えずに通り過ぎて、病院を抜けた位から急
に身体に違和感を感じてきて何にも飲んだりしてないのにお腹の中が水分でいっぱいな感覚、歩く
たびにお腹の中が「タプタプ」して苦しい感覚と気持ち悪さがひたすら続く中、何とか家に帰宅。
帰宅してからも具合の悪さは良くならず、何ならお腹の「タプタプ」はさらに悪化。もうダメだっ。
さっさと寝よって思って部屋に移動する時に弟の部屋の前を通ると弟が布団を頭まで被って寝て
るのがやたら気になって、、、その布団を引っ張ったらそこに寝てたのが「病院で見た三輪車に乗
ってたあの男の子」布団を小さな手で掴みながら笑顔でこっちを見てたんです。驚いて大きな声を
出してしまってその場に座り込んだら、布団から何も知らない弟が「何?」って、その瞬間怖さと
かじゃなくて急にその男の子に対しての申し訳ない感情が何故か溢れてきて「ごめんね。」を連呼
しながら泣いてました。お腹の中の「タプタプ」感もいつの間にかなくなってました。
あの笑顔もう何十年も経ってるのにふとした瞬間に思い出します。