こんにちは。

湘南AGAクリニック福岡院院長の森本です。

本日も普段の外来カウンセリングで良く聞かれる質問についていくつか話していこうと思います。

今回はこれまでほど「良く聞かれる」ってほどでもないんですが、フィナステリドと腫瘍マーカーの関係について触れてみたいと思います。

実はフィナステリドは副次的な作用として腫瘍マーカーの１つである「PSA」というものの血中濃度を50％ほど下げてしまう、というものがあるんですね。

これで下がるなら問題ないんじゃないのと思う方も居られるかもしれませんが、これによって診断が邪魔されてしまう可能性が出てくるんですね。

どういうことかと言うと、「本来は基準値を超えるPSA値になっていてもフィナステリドによって正常範囲内に見えてしまう」ということが起こりうるわけです。

つまり検査をしても見逃されるリスクがあるわけです。

これに限った話ではありませんが、AGA治療薬は様々な理由で申告しない方も居られます。

しかしそうすると、いろいろなリスクが出てきてしまうので、必ず服薬歴を問われた際はしっかりとお答えするようにお願い致します。

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