手前勝手で複雑で面倒な私の思考回路を満たすようなものなんか絶対にないのはんかっているけど、手前勝手で複雑で面倒だから心の底からは諦めきれない。
気づいてほしいけど気づいてくれるわけないし、気づかせるのは意味がない。
なにを考えてるんだか、全くわからない。なんにも考えてないのかもしれない。
 
いつもうまく呼吸できなくて、息切れしてないふりをするのに必死だ。別に誰もお前のことなんかそこまで気にしてないと言われることもあるけど、実際嘲笑われてきたわけで。たまに少し楽になったかなって思っても、結局それは嘘。極めつけに、嘘じゃないよとか、あのときは本当だったんだよとかいう私にとって全く無意味な言葉を吐かれたりする。そういう問題じゃない。
 
家族愛とか肉親の情とかそういうの、全然わからない。家族とか、相互に役割を持った人の集まりとしか思えない。会社みたいなもん。もし話だけでも合えばもうちょっと違ったのかもしれないけど、残念ながら全てにおいて合わないし。役割としての私と引き換えの愛情なんかいらない。あの私は、確かに私を構成する一面ではあるけれど、それを演じる以外にどうしようもなかったからってだけだから。
 
全ての私を全面肯定して、私の不安定さや自分に対する自信のなさを打ち消すくらい異常に、しかも私の強制でなく自由意思で愛してほしい。全部ひっくるめて抱きしめてほしい。そして大切なのは、私を置いていかないでほしい。裏切らないでほしい。
 
ただ自分で言っていてうんざりする。こんなこと夢想する歳はとっくにすぎた。というかそれ以前に顔面レベルや自分のスキルや性格はこんなことを望むのに値しない。こういう人が実際にいるわけがないし、万一いたとしてもその人は私なんかに目もくれないだろう。それにもしなんらかのミラクルが起こってこの薄汚い私の欲望がかなったとして、現実問題どうだ?気持ちが悪い。より嘘っぽい。信じられるわけがない。そしてたぶんどうせ飽きられて終わるだけだ。残るのは半端なメンヘラのどうしようもない不細工だけ。メンヘラだってよ。情けない。どうして私は現実を嫌ほど分かってるくせにうだうだと妄想にしがみつくのか。
 
信じられるものなんてなにひとつないって心底思っているのに、いつもどこかで今度こそ信じられるんじゃないかって期待してしまう。誰か私をたすけて。信じさせて。おいてかないで。一緒にいて。私をいちばんに思ってほしい。泣きそうだ。
 
とかいって。気持ち悪。何歳だよっていう。自分で頭おかしいっておもうわ。