夜中に聴くButterfly Kissが好きだ。
ベースがよく聞こえて、音に埋もれる感じがする。
もう悩みすぎて、自分の確固たるものだと思ってた価値観すら揺らいでいるけど、
夜中に音楽を爆音で聴く時間は変わらず心地良くて、安心する。
私はどっちにするべきなんだろう。というか、したいんだろう。
違う目盛りで測るべきものを一つの天秤にかけたところで、答えが出るわけもなく。
お金のことさえなければな。
純粋に、事の本質だけで選び取りたかったけど。
現実問題、それは無理だってことくらい分かってる。
でも。自分の手でレールをひくこと、周りと距離を取ること、つまりあの閉鎖空間から逃げ出したかった18歳の私の衝動は、そのまま今でも私の行動の核になっている。
実際、あれは悪夢だった。見えない蜘蛛の糸が張り巡らされているようだった。
どこもかしこも、加えて存在する全ての人が、強さの差はあれど自分に繋がっていて、
一挙一動が監視されて、思わぬところまで伝わるんだ。
そしてそんな空間を良しとする捉え方こそが絶対の正義だと振りかざして、それに馴染めない人は蔑視の対象にする。
ほんとにもう、お仲間だけで、やっといてよ。気持ち悪いんだよ。異常だよ。
あんなおかしな空間の中で平然と暮らしてたり、出たにも関わらずあの空間に戻りたがる人とは、話が合わない。価値観が合わない。正反対。吐き気。
そんな奴がいっぱいいた。染まれば楽なのかもしれないけど、私はそんなの嫌だ。
それはつまり私が私でなくなるってことじゃないか。
見渡す限り、赤の他人の世界が好きだ。
その中で行われる刹那の関わりで生まれる、やりとりが好きだ。機械的であれ、好意であれ。
そこにはあの独特のウェットさがない。自分でスイッチをオンオフできる自由がある。
やっぱり無理だ。だって本当に気持ち悪すぎて鳥肌が立ったんだもの。
こんなに過剰反応してる私も十分頭おかしいけど、だからって止められるもんじゃない。
いつかお金やその他諸々のことで後悔する日が来ると思う。
だから、22歳の私の気持ちを整理しておかなくては。
まあ、でも、とりあえずだ。
全部ぱーで、選択の余地すらないかもしれないわけだし。というか、その可能性が高いし。
期待しすぎて、裏切られたら、死んじゃうかも。
ま、その場合、親孝行にはなるのかしら。
我ながら煮えきらないな。私の悪いところだ。
自分の手で自分の可能性をつぶすことを恐れてしまう。
保守的で、臆病で、保身的だ。
いやいや、今こそ、割り切ってみせようじゃないの。
4ヶ月の意味を、ここに見出してみせる。
周りは若いねって馬鹿にするけど、それも大事だと思うから。
やりきるよ。言い切るよ。出しきるよ。