数分間放置されていた。
「音楽を聴いていいよ」と言われたので、イヤホ
ンをして自分の世界へ。イヤホンの外の音の遮
断性が高かったため、そこからはほとんど声が
聞こえなくなった。
たまに看護師さんに声を掛けられたが、あまり
聞こえず、言われたことを大体で予測して返事
をしていた。(聞き返せよ!!!!)
私の左側にはモニターがあって、そこに関節鏡
の映像が映し出される。
まだかまだかとチラチラ見ていると、
おおおおお!!!!!?
映った!!!!!!??!!
あまりにも突然だった。
イヤホンをしていたため、「始めます」の声が聞
こえなかったのだ。
本当に感覚がないんだなと実感した。
私は当初、自分の手術中の膝の中なんて見られ
ないと思っていたので、寝るつもりでいた。
しかし、一瞬見てしまうと、案外見れたものだ
った。
筋肉の色だろうか?赤っぽいものが見え、その
うち白いものが見えた。骨だと分かった。
骨を見た時に、すごく柔らかそうに見えた。
膝に水を入れながらの手術だったので、ぶくぶ
く泡が出ていたのは面白かった。
骨をゴリゴリしている映像が映ると、同時に
自分の体の中からゴリゴリと聞こえた。
本当に私の体をいじってたんだなぁ。
聞こえ方は、下半身から微かに聞こえる感じ
で、体の中から音がするという感じだった。
痛みはもちろんない。
モニターを見ていると、興味津々すぎて瞬きが
少なくなってしまう。
長い時間、同じような映像の繰り返しで飽きて
きたのもあり、寝たり起きたりの手術だった。
移植して、新しい靱帯とする腱を足の骨に釘の
ようなもので打ち付ける作業があると事前の説
明で聞いていた。
かんカンカンカンカン!!!!
すーんごい大きな音だったと思う。
本当に金属と金属を打ち付けている音だった。
ワァオ。
ちょっと体に響く感じがした気がする。
痛みはない!!
終わる直前は寝ていたようだった。
「終わります」
これは聞こえた。イヤホンしてたけど、聞こえ
た!肝心なところ聞こえて良かったー!!
その言葉は空耳ではなかったらしく、本当に終
わった雰囲気が分かった。
傷口の縫合箇所を消毒され、包帯を巻かれた。
足をいじられている時もその感覚はまだなし。
諸々が終わり、手術室を出た。
無事終わってよかった