色んなネタを作りますっ!

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こんばんは、
またまた久しぶりの更新です

今回のネタは
幻ということなんですが、
悪魔でも人間の心をもって
人間界に遊びに来て
とある人間に惚れてほしいなぁとか
しかも、悪魔のことを信じなかったり
幻とか思うようになったらいいな
信じてほしいまで頑張っちゃうとかとか

それでは、本編です

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上級悪魔とシスター
→魔界に飽きていてフラッと人間界に来る。
→気に入ったものはなんとしてても手に入れたい、独占欲むき出し→悪魔だから

シスター
→幼い頃に神に愛される子として、両親に引き離され教会に住み着いている。
ホントは神も悪魔も人も信じていない

ー…
「神様ってほんといじわるだよなぁ…」
10年前に両親に引き離されて、いつかまた再会出来ると思ったのに、引き離された次の日に両親は殺されていたことつい最近知った。今まで両親との再会を望んで頑張って来たのに。神に愛される子として、神に仕える子として、一体私は何をしてきたんだろう。もう何も信じるものはない。
だれもいない教会で声を押して涙が溢れてくる。
「だから、神の事なんて信じちゃいけないんだよ」
「え?」
振り返ると白銀色にアイスブルーの瞳が同じく「え?」と言ってきた。
一瞬で何かに引き込まれた気がした。
「君、姿が見えるの?」
向こうは驚いていた。
「見えるも何も、そこにいるじゃないですか…あ、もしかしてっ!?」
神に仕える者として、時たま人間以外のものも見える。
首にかかっている十字架の神の御手を掲げる。
「ちょちょちょ、ストップストップっ!見えてない聞こえてないだろうと思ってたからあの人(神)たちの事、悪く言ったのは謝る、謝るよ!ごめんね!だからとりあえずそれしまって?」
男の必死さに呆れて、パッと離す。
きっと心が弱ってなかったら払っていただろう。
自分の甘さにため息がでる。
「ありがとう」男はふにゃりと笑う。
見てられなくて、背中を向ける。
「…悪魔でも礼拝に来るなんて事あるんですね」
半分嫌味混じりで言った。
「冷たいねー。可愛いお嬢さんが泣いてるから心配して来たのに」
「なっ泣いてなどいませんっ!これは目にゴミが入ったというもので…」
振り向けば、アイスブルーの瞳がこちらを捉えてきた。
頭の上に手を置いてきては
「あんまり気を張り詰めすぎるなよ」
と撫でてくる
すぐさま悪魔は表情を変えると
「悪魔って人の弱い心のスキマに入るから、教会でも君みたいに無防備に泣いていたら、俺みたいな悪魔に狙われちゃうから気をつけてね〜」
さっきとは違う軽い口調で笑った。
"じゃあね"と男(悪魔)は目の前から消えた。
一連の動作に、何も反応することが出来なくてその場で立ち尽くす。
一体なんなのあの悪魔…。
次の日から、毎日教会に来るようになって付きまとわれるようになるのはまた別の話。

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