カミングアウトとお別れ近し
今日、急患で歯科へ行った。ずっと思ってた。歯が抜けた女なんて、Dさんが心の底から愛していないと。もともと悪くてそこから感染してほとんど全滅したり虫歯になった歯だけど、残そうと思えば残せた。部分もある。でもPちゃんへの感染と清潔感を目指したとき、Dさんがいなければ一抹の躊躇もなかった。悪くなった理由は、私の転げ落ちた状況にあったし、身を守るなら、それしか逃げ道がなかった。と思っていた。あれやこれや手を出してるしね。結婚してもいつも愛がないのは感じていた。じゃなきゃ帝王切開で寝ている奥さんのところに、ギャーギャー怒鳴らないしね。あげたらきりがない。でもね。それも正直どうでもよくなった。どうせ縁がなかったのでしょう。どうせ自業自得と自分に収めることにしよう。だってPちゃんが産まれてくれたことで、私の人生はまっとうしたと言ってもよい。誤解を招く言い方をしている。子供を産むのが絶対なんていうことではない。もともと人間嫌い、ひとと関わり合うことが苦手。そんな人間に子育てなんて無理と思っていた。しかもDさんは不妊だった。もう子供は持たない運命なのだと思った。それまでもくそつまらない日々だったが、きっとこの関係は崩れるだろうと思っていた。しかしだ。Dさんとの関係を清算して、Pちゃんにもこんなママでごめんなさいをして、あれやこれやの負の経験も何かの役に立つかもしれないし、何より若くいおばあちゃん的年齢ではないか。もう肩の荷をおろそうと思った。それは東京ドームシティでPちゃんと二人で乗り物に並んでいる時に思った。だってぴかぴか光る若人はうじゃうじゃいるではないか。ピカピカの中高年もたくさんいるではないか。私みたいなのがそういうぴかぴかしている方々と争う気持ちを持つ必要がないし、同じ土俵に乗る必要がないし、そもそも同じ土俵ではないのだ。そう思ったら、なんか気が晴れた。その前にDさんに○歯おんなって言われたて、其のあとも次から次とばじぞうごんを浴びて、間を空けて二発ぶん殴った。そしてもう終わりだ、と自分でエンディングを迎えた。ま、Dさんはとっくに惰性だったしね。これでよし。この先どうなるかしらないけど、今日のこの心は二度ともとに戻ることはない。Pちゃんは初めて冷やし中華を食べて、つくづく間違った4年間だったと思った。反省しつつPちゃんと前を向いて行こう。10年は仲良くやっていきたい。